丹沢・雨山峠から檜岳(ヒノキダッカ)そしてシダンゴ山 山の会やまづと2020.3
2020. 03.15 丹沢ハイキング
さらに、登り始めのルートを間違え引き返す。とんでもないアドベンチャ一の始まりの様でワクワクした。 雨山峠までの道は、悪天候だったこともあり、少しヒヤヒヤする梯子揚がいくつかあった。
雨山峠から雨山までの尾根登りは、足場もそれほど悪くなく、快適だった。
開けた場所で小休憩を取りつつ、檜岳(ヒノキダッカ)を目指す。雪が5〜6センチほど積り、霧の効果で幻想的な景色の中、足を進める。檜岳山頂は、霧で眺望がないものの、みんな素敵な笑顔である。すでに、特殊な高山病を発症している者にエールを送りつつ、次なる目的地、伊勢沢ノ頭へ。
伊勢沢ノ頭からの下りは、足場が悪くドロドロで、みんな、すってんころりんしながらも、前に進む。思いのほか急な下りであった。ここでお日様が差し、青空と木々に積もった雪のコントラストがとてもきれいだった。同行していた小6の男の子が 「映画のワンシーンみたい。」とドンピシャのコメントを残してくれた。
秦野峠をいっきに下り、いよいよ最後の目的地、親分が35年前に行ったというシダンゴ山を目指す。この登りが、丹沢らしい木段の急登(男坂)で、テンションが上がった。自分自身と向き合うのに、急登ほど良いものはないだろう。すでに7時間以上歩き、疲れもピークに達している中、みんなで一歩一歩、山頂を目指した。
山頂は、朝の雹が嘘のように晴れ、神奈川の町や相模湾まで一望できた。
高山病と戦いながら、登り続けた彼は、山頂でみんなに拍手で迎えられ、まるでエベレストにでも登頂したかのような笑顔であった。
寄バス停までの下りは、フオークソング懐かしの名曲の話題で盛り上がる。山と井上陽水を愛する天才べーシストを中心に、やまづとバンド結成を願う。
無事に下山し、寄バス停でホッとしているおじさん3人。
新松田の駅で乾杯。いつも通り、笑いの絶えない反省会であった。
こんなにも楽しい山登りと、乾杯ができるすばらしいメンバーに感謝。
前日に、関東に思わぬ雪が降り、願ってもない雪景色の山行となった。
翌日の交通機関の乱れを考慮し、親分が 「早めの行動を。」と呼びかけてくれたおかげか、全員、集合時間に集まることができた。(時間に余裕のない者も若干一名…)
新松田駅から、25分ほどバスに乗り、寄(やどりき)に到着。
登山口に向け歩いていると、なんと雹が!!!みんなで雨宿りならぬ雹宿り。どうやら、このメンバーの中に雨女or雨男がいるようだ。
雹が小降りになったので、再スタート。沢沿いを進み、何度か渡渉をくり返し、雨山峠を目指す。
ここで本日最大のハプニングが発生。
なんと、一度目の渡渉で、親分が水の中にドボン。ズボンや靴がずぶ濡れになってしまった。まだ、登山口にも辿り着いてないのに…。
この先、約8時間ほどの行程…。私だったら、心が折れて、ここでエスケープ。だが、さすがは親分、ゲラゲラ笑っていた。決して歩みを止めない姿が、勇ましく見えた。
さらに、登り始めのルートを間違え引き返す。とんでもないアドベンチャ一の始まりの様でワクワクした。
雨山峠までの道は、悪天候だったこともあり、少しヒヤヒヤする梯子揚がいくつかあった。