湯元スキー場から外山鞍部〜前白根山 登山(イーチャ)
3月21日、澄んだ空気と青空の日でした。日光駅から湯元スキー場へ向かうバスに乗り、思っていた以上に乗車1時間半もかかりました。10時半すぎ、湯元温泉に到着。
スタートは湯元スキー場を横断し、12時ごろ樹林帯の中へ進みます。雪が深くなっており、急登のラッセルでした。アイゼンとピッケルで慎重に標高を上げていきます。
どんどん雪が深まり、アイゼンでは危険なので、ワカンに履き替えます。その時、下山してきた他の登山客が暴風にラッセルで前白根山を前に撤退してきたといいます。樹林帯では風を感じるぐらいなので少しびっくりです。まだまだ急登が続くのでゆっくりと進みました。
15時ごろ外山鞍部につきました。テント設営予定箇所まであと1時間ほど。日が暮れてしまうので鞍部付近で幕営しました。鞍部付近は風が強く、夜中から翌朝にかけて20ms風速だと...!
夕飯をどうするか話し合うとき、恥ずかしい話ですが、私がガス缶を忘れてしまったことで、みんなに困らせてしまいました。ガス缶1.5個で節約しながら食事準備をします。明日の朝ガスが足りない場合はすぐ下山だという話に。、、本当に面目がありません。(TT)
幸い、ガスが足りたので、22日、前白根山まで向かいます。雪の状態から白根隠山までは時間が足りたいという判断です。急登をラッセルして登ります。トレースはほとんどなく、交代しながら進みました。標高を上げるにつれて、視界が開け、雪の山々が見えてきました。前白根山方面を望む景色と男体山、中禅寺湖の景色は圧巻的です。
しかし、このあたりから風が強まり、寒さも増してきました。風が強く、体感温度もかなり低く感じましたが、前白根山の標識が見えた時はほっとしました。暴風の中、日光白根山を背景にグループ写真をとり、すぐ下山しました。
10時ごろで日が登り、結構暑く、雪の表面が溶け始め、滑りやすい箇所が多かったです。午後12時半ごろスキー場に到着しました。苦戦が多かったです。
今回の登山では、冬山の美しさと厳しさを実感しました。反省点は物忘れしたことです。今後は注意深く行動したいと思います。