山行メモ——-

奥秩父井戸沢

やはり3級、これまでとは違いタフでシビアな山行でした。

2日間で33km、2600mのぼりおりのロングコース。初日12時間、2日目15時間行動。沢内は飽きるほどやってくる滝滝滝滝。これでもか!というほど滝ばかり。水も多い。一部シビアな登攀やトラバースのある高巻き、初日は気温の低さにも悩まされました。霰にも降られました。目標のテン場に辿り着けず、椹谷分岐の先、核心の10m滝高巻き終えたところで幕営。久しぶりのタープ泊と焚き火は最高でした。


2日目もスタートから滝滝滝滝が続きましたが、天気も良くみんなご機嫌。ただ、稜線でて一安心とはいきません。下山もまた難しい。

東仙波からのバリエーションは地図とコンパスだけでは無理でした。携帯のGPSを頼りに一部おりました。さらに懸垂するか迷うほどの斜面を長い時間降ったり、ナイフリッジに微妙なトラバース、これまでで一番難しいバリエーション下山ルートで疲れた体にとてもこたえました。時間もかかりました。結局、15時間行動で車にたどり着いたのは21時を過ぎていました(ご迷惑おかけしました)


それでも、迫力ある滝や素晴らしい渓そうと焚き火に癒され、自然にどっぷり浸かった充足感たっぷりの冒険でした。

(文 ベイサン)