1日目、晴れ。満員のあずさ立ち席で白馬駅、タクシーで小日向の湯、舗装路を歩いて猿倉荘、降りてくるスキーヤーをしり目に雪の斜面を少し歩いて猿倉台地、予定通りの到着。
時間が余ったので雪のブロックを積み上げてテントの周囲に防風壁と雪のテーブルを作り決起集会。
2日目、朝は晴れ。小蓮華尾根を登って一気に標高をあげる予定の日。雪の急斜面を蹴りこんで登り、時にはザイルで確保。やがて岩と大木の藪が立ちふさがり、ザックをおろして引きずり身をよじって藪を抜けることを何度か繰り返し、気づくと15時、先はまだまだ長く天気も悪化し氷の粒が叩きつける。予定より低い位置でテントを張り、頑丈な防風壁を立ち上げましたが、夜は風がテントを強く揺さぶりました。
3日目、晴れ。朝8時前か、なんと別のグループが登ってきました。大阪の山岳会を名乗る気さくな感じの5人、たしかリーダー70歳男性、うち3人は女性だったでしょうか、急な雪面をフリーでサクサク登っていきました。我々はここから撤退、小蓮華尾根から白馬沢の雪渓方向へ45度前後ありそうな斜面をバックステップや尻セードで降り、時に滑落停止の練習をし、美しい雪渓を楽しみました。12時前に猿倉台地まで戻り、また時間つぶしに防風壁をつくったりして、もうすぐ日が傾こうとするとき、小蓮華尾根の藪を抜けた先の雪面に小さな点が登っていくのが見えました。朝会ったグループが藪を抜けたようでした。あんなに困難だったのに、すごいなと感動しました。
4日目、昨晩から雨。アイゼンも外して、短い帰り道を降りて名残惜しく山をあとにし、みみずくの湯に入り、駅前で飲んで、また満員の立ち席あずさで帰途につきました。いつかリベンジ。

計画と先導してくださった親分、交通の手配や食事作り細やかにこなしてくださったガンチさん、先頭でリードしてくださったヒマラーさん、立派な防風壁を立ち上げてくださったリージーさん。
ありがとうございました。楽しい時間でした。またこんな時間過ごせること期待しています。