4時過ぎに奈良田駐車場に到着。お腹が空いた私が途中のサービスエリアでお蕎麦を食べたので、予定より遅くなってしまいました。100台以上停められる駐車場はこの時間でもう満車。入口付近のスペースに停めました。
あまり休む時間もなく、4:50出発。10分歩くとトイレがあります。広河原までのバスが待機しています。運転手の方が、始発はあっちだよと教えてくれます。私たちは乗りませんと言うと、こっちから登るのー?大変だよーと。やっぱり奈良田からは辛いんだ…とちょっと落ち込む。しばらくアスファルトを歩きます。5:20第一発電所。いよいよスタートです。
大門沢小屋までは、何度かの渡涉があります。傾いた吊り橋、危うい木橋などをドキドキしながら渡ります。でも沢沿いなので涼しさが心地よい。
8:20大門沢小屋到着です。ここで休憩。りんごジュースを買ってリフレッシュ。翌日までの水を4Lは補給するつもりでしたが、この先の長い登りを考えると気が重い。居合わせた方(昨日農鳥に泊まって下りてきた)に聞くと、水場までは20分ちょっとだったとのこと。それなら、明日の朝水場まで行こうということになり、最低限の水だけ補給する。
8:50大門沢小屋出発。ここからがきつかった。心配された徹夜のつらさを痛感。眠くなってくる。斜度もきつくなる。それでも途中で開ける景色に癒されながら歩みを進めます。長い休憩もとらずに頑張りました。
12:15大門沢下降点に到着です。頑張ったねー!と互いを励まし合います。ここで私はお昼寝です。太陽の陽射しを浴びながら、とても気持ちよかった。
12:50出発します。今日の目的地まであと2時間。2つのピークを目指して進みます。
13:40農鳥岳。この縦走1つ目のピークに達成感を得る。南側に塩見岳が立派に見えました。
その後、西農鳥岳の手前で雷鳴が一発聞こえます。その20分後にもう一発。予定より遅くなってしまったので、先を急ぎます。ただ、雷鳴は続かず、遠かったようです。
15時前、眼下に突然農鳥小屋が見えました。稜線上に見える赤い屋根とカラフルなテントが可愛く、同時にホッとします。着いたねー!うれしー!と喜び合います。お昼過ぎから心配していた天候の崩れもなく、無事に農鳥小屋に到着しました。
小屋近くのテン場はほぼいっぱいです。少し離れた場所にテントを張りましたが、ここは貸し切り状態。実に快適。目の前に富士山。段々と夕日に照らされる富士山、美しい夕焼けを楽しみました。
翌日は少し余裕があるので、水場まで行く時間を足して、予定より遅めの出発です。水場へ行ってくれたコーソンさん、ありがとうございました。私はゆったり朝日を拝んでました。
5:40農鳥小屋を出発します。まずは間ノ岳を目指します。朝からいきなり登ります。眼前に見えるピークは山頂ではありません。更にその先に倍進むようです。
7:10間ノ岳山頂。広い山頂です。360度のパノラマを楽しみます。南に見える塩見岳から仙丈ヶ岳へと続く尾根、北には立派に北岳がそびえています。そして西にはずーっと富士山。
農鳥小屋を出発してから北岳までずっと、絶景に浸りながらの本当に気持ちの良い稜線歩きでした。さすが日本一高い稜線歩きです。絶景を満喫しました。
満喫すること約2時間。北岳山荘まで来ました。満喫し過ぎて少し時間が押しました。北岳山頂まで急ぎます。最後の登りです。これで最後だと力を振り絞り山頂に到着しました。再び360度丸見えの絶景を楽しんで、いよいよ下山です。
肩の小屋を過ぎると、先日歩いた早川尾根が目の前に現れます。私たちに自信をくれた早川尾根です。元気をチャージして、下山モードに切り替えます。ここからは、ひたすら下ります。どんどん下ります。段々暑くなります。草滑りの蒸し暑さは、涼しい大門沢から登ったことを正解だと思わせてくれるくらいでした。
押していた時間を取り戻し、13:30に広河原到着です。カレーを食べる時間を得られました。北岳カレーを味わい、14:30のバスに乗りました。
大門沢からの長い登りをやり切り、日本一高い稜線を歩いた達成感でいっぱいでした。楽しい縦走でした。