谷川・万太郎谷(沢登り) 2025.8 やまづと

エイミーが「3級の湯檜曽川本谷にいきたい」と言ったのがきっかけだったと思う。その本番前のトレーニングとして、万太郎谷本谷を選んだ。ここでバテたり苦戦するようなら、湯檜曽川本谷は少し厳しいかもしれない。
「谷川連峰に万太郎谷あり」と言われるほどの名渓。自分にとっては4年ぶり2回目。前回より流木が多かったが、それでも名渓にふさわしい素晴らしい沢だった。迫力ある三つの大滝、ナメ、淵、瀞と、沢の魅力が詰まったフルコース。今回は大滝をすべて直登、オキドウキョウの瀞も撒かずに泳ぎ・登りで突破。シャワーを浴びながら水線を進んだ分、充実感は満点だった。テン場競争には負けてしまい、やや微妙な場所でのビバークとなったが、それも良い思い出。次は湯檜曽川本谷。谷川の王道名渓、楽しみだ。下山はちょっと憂鬱だけど…。
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入渓
林道を最後まで進むと、スリットのある堰堤手前から藪漕ぎなしで入渓できた。スリットには流木が詰まっており、堰堤は左岸から巻いた。
オキドウキョウまで
魚留の滝など5〜6mの滝がいくつか出てくるが、いずれも容易にクリア。流木が詰まって池のようになっている場所も。
オキドウキョウの瀞付近
関越トンネルの換気口を過ぎるとオキドウキョウ。右岸をへつり、途中左岸へ泳いで渡る。続く2m滝はボルダーチックで、オッギーが泳いで取り付き、お助けを出す。倒木を利用して登る。さらにゴルジュの先に3m滝。私が15mほど泳ぎ、滝裏を通って水流左を登る。全員びしょ濡れ。その後はナメ歩き、プチゴルジュ。右を胸まで浸かりながらへつり、右壁を登って残置使って落口へ。こちらも美しく面白い。
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一の滝(30m)
先行パーティーに追いつく。雨がちらついて焦ったが登る前に止んで一安心。我ら特攻隊長のオッギーがリード。左壁を空身で登る。出だしはⅣ-からⅣくらいでなかなかの難易度。中間をとりながらじりじり登りトップアウト、ナイスリード! 後続はアッセンダー使用。フォローも苦戦する場面あり。あと荷上げの練習が必要と感じた。
二の滝(10m)
左岸側をフリーで登る。落口で右岸に渡る際は滑ると危険なのでお助け紐を出す。
ビバーク地点探し
快適なテン場は1150mの1箇所のみ。先客あり。ユコサイと三の滝手前まで探すも良い場所なく、増水時は危険な中洲スペースでビバーク。反対岸までロープを張って脱出ルート確保。焚き火はよく燃えて暑いほど。夜は寒かったメンバーもいたが、自分は狭いスペースだったのでタープ下から離れ岩の上で1人シェラフカバーとダウンで快適雑魚寝。満天の星が美しかった。夕食はユコサイのカレー、朝食はエイミーの鯖麺。どちらも最高。
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三の滝(2段40m:10m+30m)
1段目(10m)
以前は右の凹角を使って登れたが、土砂でルートが変化。オッギーがリード。残置ハーケン2つ、泥壁で緊張感ある登攀。「張り気味で!」と言われたのははじめてだった。後半は斜度が緩むがグズグズの斜面。フォローも苦戦。自分は幸運なことに木の根を見つけることができた。
2段目(30m)
前回は右の支沢から薮トラバースで高巻き。今回は水流直上。自分がリード。水流の中を斜上し、フリクションを信じて突破。中間支点なしのランナウトで緊張したが、気持ちの良い登攀だった。
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稜線へ
三の滝上から標高差700mを3時間、肩の小屋へ。ハイカー多数。谷川岳頂上をさくっと踏んで、天神平ロープウェイまで下山。片道2000円超えは高くない?
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そうそうオッギーは水の上を歩けるようになりました。