025.8.24 小川谷廊下 沢登り

丹沢の沢は短くてもその分登攀が手ごわいところが多く、2級になると初級者には厳しい登攀がところどころ出てきます。今回は、経験者と今年沢デビューのメンバーで、計8人で小川谷廊下を遡行しました。

小川谷廊下の美しさを見れば沢にもっとはまること間違いなし。そして、初めのうちに少し登攀の厳しさを知ってもらえれば、とここを選んだ。

河原に降り立つと複数の足跡。水は6月より少ないが、去年同時期より多め。

最初の核心CS滝に着くとやはり2パーティーがいて渋滞中。時間があるので左のCSをオッギーさんがトライする。カムを2箇所ほど決めたが、最後の乗っ越しでやめておいた。ここで怪我しても意味ないし。私は取り付きで2回ほどドボン。。。

いくら待っても先行パーティーがどうしても右CSをクリアできないようだ。痺れをきらせて先に行かせてもらった。彼らは撤退したのだろうか。我々はというと、オッギーさんとタカテツさんにサポートもらって私がさっさと登って皆を確保。協力すればなんてことない。最後の1人の方がサポートがいない分大変だ。オッギーさんがしんがりをつとめてくれた。

相変わらず目を疑うほどの美を楽しみながら次々くる小滝をクリアしていく。水の温度がほどよい冷たさで気持ちが良い。天気も最高。経験者は景色だけでなくそれぞれ初心者に目を光らせながら進む。

2段6mは水流沿い左をオッギーさんがリード。最後落口のところが怖いかもしれない。セキマキさんが水流におされこける。焦ってはいけない、引き上げるかゆっくりおろすか。下からはセキマキさんの足裏2つが落口水流の中に見えている。すると上からオッギーさんが引き上げた。こけたが顔は水から出ていたとのこと。一安心。

595mの分岐でひと休憩。すでに12時。この段階でヒエ畑沢で今回の遡行終了は確定。人数多いし仕方なし。

休憩後すぐに現れるのが3m滝。個人的にここが核心と見ていたが予想通りだった。経験が少ないと意外に難しく初心者には厳しいところ。水流左Ⅲ-と本にあるが、完全にそれ以上の難しさだったようだ。水流右か左かどちらがいいか迷う。まず水流右を私が登る。レイバックに細かいところでの足の入れ替え、手が全部微妙。一方、左はオッギーさんが楽々登ってきたが取り付きが難しいのと水を浴びるので視界が悪いとのこと。リージーさんを実験台に。まずは左、取り付きに苦労。なかなか登れない。次は右にうつってもらう。こちらも最初から難しそうだ。左の方が良いということで左から登ることに。左は上から水を浴びながらの登攀。ステミングで取り付いてあとは足場と手を探せば良いのだが、とにかく水で足場が見えにくいようだ。ウタコさんが登った際、ホールドが剥がれて一度テンション。岩ももろいようでどんどん難しくなっているかもしれない。しっかり確保して時間がかかったがなんとか皆クリア。だいぶ苦労した。


その先は大岩。ここも綺麗なところ。大岩の下をくぐり、かっこいいゴルジュを抜けるとヒエ畑沢が左に現れる。階段上の滝を詰めていき、途中尾根にのって山道に出た。ヒルにビビっていたがなんとほぼ被害ゼロ。沢靴にもほぼおらずある意味期待外れだった。

天候にも恵まれ、、仲間と協力して気持ちの良い遡行ができました。小川谷廊下は美しい沢であると同時に、初級者には難しい箇所もあり、学びの多い一日になってくれていればよいなと思いました。

最後に忘れ物事件がありました。こちらは例会の議題にて。対応方法に関して皆の意見聞いてみたく(ビービさん、ネタにしてすまん!)


文:ベイサン