写真、これから

前夜に伊那市駅近くの宿に泊まり、当日朝に飯田線で伊那大島駅へ。タクシーで約1時間、鳥倉林道ゲートに到着。
いきなり雨です。しっかり降ってます。上下カッパ姿になって、林道を歩き始めます。30分程歩くと、登山口に到着です。ここで小雨になったので、上着を脱ぎます。10:00頃、登り始めます。
三伏峠までは、1~10までの標識があります。ひとつずつ順調に通り過ぎ、半分を過ぎた辺りで本降りになったので、再びカッパを着ます。その後も雨に負けることなく登り進め、12:20三伏峠に到着です。この日は、ここで幕営の予定でしたが、翌日の天候を考慮し、先へ進むことにしました。ここから先も雨の中を黙々と進んでいきます。登山道は水溜まりだらけで、水溜まりの脇をヘツるように進んだり、水溜まりを両足で突っ張るように跨いだり、沢登りみたいだね~と楽しみながら歩きました。15:00、塩見小屋到着です。カッパを脱ぐと、全身びしょ濡れでした。乾燥室で乾き切らないくらいに濡れていました。各自持ってきたご飯を食べて温まります。小屋の寝具は、厚めのマットレスに、フカフカの掛け布団でした。有り難いです。ぐっすり眠れました。
2日目。朝起きると、小雨、風も強くはない。予報だと、午前中は暴風雨。とりあえず、塩見岳まで行き、先へ進むか判断することにして出発する。塩見岳までは、濡れた岩場に気を付けて登っていく。山頂に着くと、風の強さを感じたが、この程度なら行けると判断。先へ進む。しかし、この先が爆風でした。塩見岳山頂の風がピークかと思いきや、その先がすごかった。北俣岳分岐を過ぎ(蝙蝠岳は割愛しました)、北荒川岳までの稜線上で、爆風に見舞われました。ザレた道をつづら折りに下っていく箇所でこの日一番の爆風を体験しました。風速15~20m/sはあったと思います。時折耐風姿勢をとりながら、何とか稜線を通過。ハイマツ帯の中に入ると、風が凌げて、ホッと一安心です。その後はしばらく低木の樹林帯が続きます。それでも、時々稜線上に出て、爆風にさらされます。身も心もヘトヘトになって、10:30熊ノ平小屋に到着です。

この日はここで幕営の予定でしたが、前日の宿泊地を変えたため、この日も先へ進みます。冷えきった体を温めるべく、3人でカップラーメンを食べます。十分に休息をとり、11:15出発です。すれ違う登山者から、三国平が爆風だと教えてもらう。覚悟をする。三国平に着くと、あれ、そうでもない。これくらいなら大丈夫だね~、もう収まってきたんだね~と呑気でいられたのも束の間。少し進むと爆風でした。なんとか耐えながら進むと、岩場があり、風を遮ってくれます。こんな天候の中すれ違う登山者は、強者揃い。間ノ岳を通過してきた人、これから北岳へ向かう人…。弱音など吐いてはいられない。そう思いながら歩みを進め、三峰岳に到着です。ここまでくればもう安心です。ここからしばらく行くと樹林帯に入るからです。樹林帯手前の辺りでは、今回始めての青空に出会えました。ほんの一瞬の青空が、この日はとても感動的でした。樹林帯では、時折陽の光が射し込みます。苔むした森がキラキラと光ります。稜線での爆風が嘘のようです。疲れたのでペースが落ちますが、歩きやすい登山道に癒されながら進みます。15:00にようやく野呂川越、そして、15:40両俣小屋に到着です。小屋の温もりを求めた私たちでしたが、小屋は満員。おとなしくテントを張ります。両俣小屋は、釣り人と登山者で大変賑わっていました。疲労と体調を考慮し、翌日は仙丈ヶ岳には登らず、下山するこにしました。
3日目。5時に起きると、雨が降っています。止むのを待つか、でも何時まで待つかと相談している内に止みました。テントを片付け、予定どおり7時に出発です。30分ほど歩くと、雨が降ってきました。もうびしょ濡れのカッパは着たくないけれど、仕方ないので、雨具フル装備に変身します。その後は、降ったり止んだりを繰り返しましたが、しばらくすると晴間が見えてきました。10:30、北沢峠に到着です。私たちと同様に、早く下山した登山者が多く、タイミングよくバスの増発便に乗れました。
悪天候訓練のような3日間が終わりました。