奥多摩・川苔谷逆川 2013.7

今日は入会したばかりのエンロさんと猫さんと私で奥多摩逆川の沢登りに行ってき
ました。
電車は山登りの格好をした乗客で一杯、座ることが出来ません。
夜明けから暑いんですが、なんとニュースでは千年に一度の猛暑だとか。
まあ千年生きた鶴もびっくりの暑さらしいですが、我々は沢登りで涼みにきました。

バスに乗って川乗橋の前で下車。そこから30分程歩きます。
ルート本によるとガードレールの先に遡行点があるらしいけど、
ガードレールばっかりでどれがどれ?という状態で、どこだろうと
不安になっていたら、すでに先客がいて入渓の準備をしていました。
どうやらここで間違いなさそう。

ちなみに新人のエンロさんは、今回が初の山行です。前回は岩トレ・沢トレのみ。
来週はいきなり泊まりの沢でどうなるかと思っていたのですが、はじまってみればエンロさん長い手足ですいすいと登っていきます。早いし上手い。全然心配いらないですね。
私が入ったばかりのときは、へろへろで、へとへとで、ばてばてで思い出すのはよそう。すいすいの人は違いますな。

携帯のカメラだったので、あまり写真を撮っていませんが、逆川は人気の沢ということでずっと飽きませんでした。
岩を登ったり、高巻きしたり、少し泳いで、ロープで引き上げたり、引き上げられたり。バリエーションが豊富です。

エンロさん。9:45

大岩。12:20

すこし休憩

滝の前でパシャリ。13:30

ウスバ林道が見えてきたところで時間が気になります。本当は左俣を詰める予定でしたが、
途中で切り上げて林道奥の8mの滝で懸垂下降の練習をしました。
私もロープの再確認をして来週の泊まりの沢に備えます。
途中、2、3組のパーティーと出会いました。若い人もちらほらいます。

では、登山靴に履き替えて、大ダワから鳩ノ巣駅へ向かいます。
下山は少し暑かったですが、まあ都心ほどではないはず。
ときどきビールのことを思いながら足を進めます。

ということで5時頃に民家の傍を通り過ぎて鳩ノ巣駅に到着。
さて駅前のお店で乾杯です。
水を我慢してきたのでビールが美味しい。おでんも味がしみていてビールに合いますな。
しして出てきた天ぷらの盛り合わせ。
きちんと三人分あります。これは山菜でしょうか?

大葉にヨモギにヤマイモに、それからこの大きな葉っぱはなんだろう?
山菜ではなくて、野草の天ぷら?
よく分からずに口に入れます。うん、悪くないけれど。やっぱり野草な気が・・・

山菜?

これなんの葉っぱ?

ともあれおいしい料理とアルコールで気持ちよくなっていると耳元でブーンと音が鳴って、猫氏が急に立ち上がって音の鳴る方へ走り出していきます。
なんだいきなり突然と思っていたら、手にカミキリムシを持って戻ってきました。

お、結構強そうだな。

ひょいっと

〆のうどん。

日もすっかり暮れて、周りには登山客もいなくなりました。
たしか去年来たときは子猫が生まれたばかりだったような。あいつら今どうしたんだろうか。なんて思っていると、そろそろ帰りますかとお声が掛かります。
はいそうしましょう。

鳩ノ巣駅からガタゴト電車に揺られて帰ります。東京に戻るとやっぱり暑いです。
千年に一度の猛暑か。千年先も前も誰も生きてないし、温度計だってなかったのに、どうやって温度を測ったんでしょうかね。
ちょっと気になるけれど、まずはこの暑さをどうにかしたい。

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