中ア・越百山 2014.3

思っていたより尾根が痩せている。そして雪面も堅く、アイゼンの爪跡しか残らない。ちょっと想定外でした。前を行く3人ともこんな状況は初めてのはず

行ってもいいのか

1日目

深夜、小淵沢ステーションホテルに到着です。見知らぬオヤジさんがトコトコついてきて、オヤジさんもここに泊まるの

身体ひとつみたいだけど、朝まで寒いよ

うん、みんなで頑張れば大丈夫

えっ、我々は・・・

頑張った人にも頑張らなかった人達にも、素晴らしい朝が来ました。八ヶ岳と南アルプスの神々しい眺めです

小淵沢駅から塩尻乗り換えで中央西線須原駅まで、そこからタクシーで伊奈川ダムの少し上の駐車場まで。登山口まではまだ林道歩きが約1時間・・・

登山開始まで長い長い道のりでした。始めから急な斜面のジグザグ登りがきつい、やっと尾根上です

急な登りとちょっと緩やかな息抜きができる登りが交互にあって、きついけど1月の鳳凰山の登りよりいいね、なんて声も

展望台という標識のあるところから、南駒ヶ岳と仙崖嶺(たぶん)の雄姿が

ちょっと雪が深くなって、わかんを着けようか

木々が雪をまとった稜線まで、まだまだ遠いです

水場の標識がでてきて、これからひと登り、今日の目処が立ったのかな、と思ったのだけど

ここからが大変でした。雪が締まってきたのに、直に急傾斜が終わると思って、わかんのまま

傾斜がますます立ってきて、やばいよこれは。結構カリカリの雪面をわかんを逆ハの字にしてヨイショヨイショ

空はいつまでも長閑だったのですが、我々はアイゼンに切りかえるタイミングを失って、必死な登りになってしまいました

日没間際に尾根のトップにたどり着きました。結構やばかった。アイゼンに切りかえるべき判断のミスでした

越百山が夕日に染まっています。今日の目標だった避難小屋はここを下った鞍部にあります

避難小屋まで下ることは諦めて、ここにテントを張ることにしました。そして日没

木々を透かした夕日が雪面を染めました

かなり冷え込んだ夜になりました。そして満天の星空、こんなに多くの星を見るのは久しぶりでした

晩飯は、ありゃ何だっけ、ビールとビールと・・・

2日目

右隅に見えているのは御嶽山です

おやすみなさい

今日も良い天気です。昨日は無風だったけどちょっと冷たい風が吹いています。朝飯は、具だくさんのダイコン雑炊です

最低限の荷物だけ持って、さあ行こう

鞍部まで下りてきました。避難小屋は雪に埋もれています。小さなテントが一つ

アイゼンが外に放り出されているので、まだ中にいるようです

急な樹林帯を抜けて、前方に越百山の頂

けっこう尾根が痩せているし、雪面も凍ってる。ちょっと想定外・・・

右も左も転ぶと真っ逆さまだよ

前を行く3人、躊躇せずに登っているけど、いいのかな

ちょっと判断停止状態、やばい

たぶんこんな雪面初めてだよね

尾根が広く見えるけど、立ってみると左下にも谷がすつと落ち込んでいます

その先、10mくらい、足がやっと2つほど置けるくらいの痩せ尾根

一歩一歩慎重に足を置いて

山頂までますます緊張が高まります

あともう少しだけど

最後が手をつくくらい急になって、雪面も氷の色になって、怖い・・・。山頂まであと10mちょっとなんだけど

恐怖感を持つと身体は動かない。戻ろう

ピックでしっかり身体を支えて、少し傾斜が緩むまでバックステップで下りました

その間にちょこちょこと、山頂

左奥の白い山が御嶽山、真ん中奥に乗鞍岳が見えています

来た道を慎重に下ります。冷たい風が少々、一定方向、強弱はないのでバランスを崩すことはないだろう、あとは雪面の変化に足を取られないように

樹林帯に入って緊張感から解放されました

避難小屋まで戻って、山頂でやるはずだった越百(コスモ)のC・・・あれっ、Kじゃないの

Home