北ア・小倉谷〜笠ヶ岳〜鷲羽岳〜雲ノ平〜赤木沢(4) 2013.8
天気がいいこともあって、ここまではそんなに焦ることもなかった・・・のだけど
まだまだあの上かよ、山頂は
山頂へまっすぐの沢筋を登って、途中にあるというトラバース道を使って笠ヶ岳山荘に出るつもりです
ますます歩みが遅くなり、ちょっとやばいか
沢筋の上部は不安定なガレになり、傾斜も急になってきて・・・。トラバース道はどこにあるんだろう、そんなものがあるように見えない
日没はもう間近に迫って、この状況はコントロールされてないぞ
こんなところで暗くなったらテントを被って寝ないといけなくなる。ますます急になる傾斜ともろくなるガレ、いよいよやばいかも
というところで、少し離れた下から、道のようなものがあるぞって声が・・・えっ、ほんとか
夕暮れギリギリのところでした
トラバース道は、もうほとんど整備されてないように見えます。道が見つかって本当に助かった
夕日を浴びながら山腹をトラバースします
そして日没、そして笠ヶ岳山荘に着きました
いやぁ、まいったね
尾根の向こう側は槍穂連峰の大展望でした
槍ヶ岳がら稜線を右に(南に)辿って穂高連峰です。真ん中の一番大きいのが奥穂高岳だろうけど、先週登った西穂高岳はどれだろう
テントの受付を済ませたけど、テント場はあんなに下なんだなあ
ヘトヘトなので下りでもきつい
飯を作る気力もなく、ビールとおつまみ。槍穂のあたりは大きな雷雲に襲われていて、雲の中で稲妻が上下左右に激しく光っています
遠くから見ている分には、綺麗でそして凄い
今夜はペルセウス流星群の極大日、なんだけど出てみる気力なし。まわりから歓声もなかったのでテントにもぐったままでした
夜、外に出た者の話では、数分に1個くらい流れたとのこと。大したことなかったみたい。ちょっと安堵と残念な気持ち
ペルセウス流星群の乱舞を山頂で見よう、と頑張って登って来たんだけど、テントから出ることなく夜があけました
ペルセウスの乱舞を見たのは、1988年の大無間山と1996年の南八幡平。あのときは次から次に流れ星が飛んでほんとに乱舞でした
さてと、朝飯前に小屋まで登ってトイレとついでに山頂へ行ってこよう。いや逆か、ついでにトイレ
笠ヶ岳山頂に朝日があたっています
少し登って、北の方の眺めです。左から2番目が黒部五郎岳、その右後ろに薬師岳、真ん中あたりが立山連峰なのかなあ。右の方に水晶岳とか鷲羽岳とか見えているのだろう、たぶんだけど
山頂の肩まで登って南方向の眺めです。山頂の右奥に乗鞍岳かなあ。ずっと奥に小さく見えるのが御嶽山・・ほんとか
山頂で雨傘ポーズではなくて日傘ポーズ
今日これから辿る尾根です。ぐぐっと登って抜戸岳、それから左へぐぐっと下って行きます
そのまえに朝飯です
クリームパスタを作ります
笠山頂の脇に月が昇りました。天空には北斗七星とカシオペアもくっきり
出来上がり。さあて、今日もがんばらにゃ
テントを片づけてそろそろ出発の準備・・・というところで、Hさんパーティが山頂から下りてきました。ありゃまぁ、昨日あれだけ頑張ったのに、もう追い越されてしまうのか、しかも余裕で下りて来る
右の丸く見えるのが焼岳、その左側向かいが霞沢岳、たぶん。ずっと右奥は中央アルプス、だんだんいいかげんになって、左ずっと遠くに南アルプス
ほんとかなあ、山頂では富士山が見えるよと言っていた人たちもいたので、まあこのくらいはウソでも
焼岳をちょっとアップで
さあて、我々も動こう。さっきまで2張程テントがあったのに、もう残っているのは我々だけです
まずは抜戸岳を目指します。今日は双六を越えて、三俣蓮華のテント場までのつもりだけど、さて
歩き始めから身体が重いし、ザックも相変わらず重い、山行4日目です
歩きの速さがだんだんと遅くなってきたけど
沢の技量も違うのだけど、計画の立て方がうまいね。ちょっとショックでした。これから打込谷へ下るとのこと
はい、今日も晴れます