ドガーンと清々しい富士山です
八ヶ岳もひとかたまりなって見えていました
ぐるりの大展望です
雄叫び巨木、ウォー
まだ手始めのところ
けっこう痩せ尾根が長く続きます
行けそうか
うっ、ううっ
痩せ尾根もやっと終わりが見えてきました。急な下りだけど尾根が少し広くなり、そして送電鉄塔が現れてあとは緩く下るだけ・・・
道っぽいのが左下に見えていたのだけど、藪っぽい尾根を忠実に辿って末端まで下りると・・・
ありゃ、車道壁が高くて下りられない。左手には鹿猪除けの金網柵、しばらく壁の低くなっているところを探したのだけど・・・結局、金網の下に猪が掘った穴を猪のようになって抜け出しました。あぁーあ、内緒だよ
おーい、この先どうなってる、行けそうか
初めて歩く尾根なので緊張します。その分、楽しいけど
えっ、楽しくないってか
次から次に難所が・・・この先どうなっているのだろう
尾根が痩せて、北尾根の核心部に入ったようです
北の方向に向かって、左に尾根を2つ分け、3つ目の左の尾根に入りました。右の尾根は北東に下って子仏山(1164m)を通って新田集落に下っています
北尾根に雪がついていたら子仏山の北東尾根を下るつもりだったけど、ここまでは大丈夫です
広い日尻山の山頂に着きました。板きれの山頂標識が木に括り付けられていました
さて、ここから・・・北尾根は地形図でもけっこう痩せています。今朝の登りのように雪がついて凍っていたら下れないけど
府駒山の次の出っぱりから北に尾根を下って、一旦林道に出て、それから向こうに見える日尻山につながる北西方向の尾根に入りました
鞍部から山頂(1474m)までは広い雑木林になって、途中に三角点(1460.7m)の新しい標石があります
いつまでもこの展望に浸っていたいけど、そういうわけにもいかず。さて、これから日尻山へまわって痩せている北尾根の下山が難関と思っていたのだけど・・・
その前に府駒山までの下り道が痩せてて凍っている。ありゃりゃりゃぁ・・・木とか枝に掴まりなからヒヤヒヤでした
下から小さな子供連れが登ってきて、子供はキャァキャァと騒ぎながら、ときどき四つん這いで元気に登って行きました。すごいなあ
年の瀬でも暇な3人です。いいえ、忙しさの合間をぬってやって来たんですよ
山頂ではもっと広い眺めなんだから、早く登ろうよ
ということで、ほんのちょっとの登り
右端の農鳥岳から南に下がって、真ん中辺りにピョコンと塩見岳の頭
来年、雪の季節に行ってみるか・・・
右端に荒川・悪沢岳、真ん中に赤石岳、30年前初めての正月山行が赤石岳東尾根でした。そのときは雪が深くて登れなかったのだけど、下見山行のときの紅葉に雪を被った悪沢岳の姿は今でも印象深く目に残っています
いろいろと思い出のある峰々です。夏のお花畑の縦走、風雪に叩かれた初冬の北岳、弘法小屋尾根の絶景そして風雪の中もう一つの3000m越え・・・
きつくもあり楽しくもあり、また行くぞ
右から北岳、真ん中間ノ岳、左に農鳥岳の白峰三山
少し目を凝らせて、甲斐駒ヶ岳に鳳凰三山、地蔵岳オベリスクも見えるって。左端に真っ白な北岳と真ん中辺りに仙丈岳の頭です
そして、北の方に南アルプスの峰々がずらり、凄いぞ
一番右から甲斐駒ヶ岳、鳳凰山、ちょこっと仙丈岳の頭と真っ白な白峰三山の北岳、間の岳、農鳥岳、真ん中あたりに塩見岳の頭がちょっぴり、そして大きく荒川・悪沢岳と赤石岳、もっと左の白は聖岳か。一番左端に笊ヶ岳の2つピークも見えているような
釈迦ヶ岳山頂直下の鞍部まで登ると、空が開けて明るい。富士山の頭が木の枝を透かして見えました
今日は素晴らしくくっきり見えるぞってことで
急な岩場混じりの登山道を少し登って
北面の寒々しい斜面を登っています。道が凍っていて、ちょっと恐い。木とかロープにつかまりながら恐る恐る登りました
朝日があたっているところが釈迦ヶ岳です。たぶん
今日はすばらしい天気なんだけど、年末はいろいろと慌ただしいということなのか、電車に乗っている登山者の姿はまばらでした
石和温泉駅からタクシーで檜峯神社へ。それなりに有名な神社かと思えば、入口がよく分からず、また途中でハイここまで
凄く冷え込んだ朝、シモバシラの花が咲いていました
年末、仕事納めのあとは山登りも納めるかって・・・
富士山を見に行こうかということで、それなら一番好きなこの方向から。釈迦ヶ岳山頂から見る富士山は裾を優美に広げています
中央線沿線・釈迦ヶ岳〜府駒山〜日尻山北尾根 2014.12
歩き出し