南ア・北岳&間ノ岳〜農鳥岳(その2) 2015.8
少し道が荒々しくなって
下山の前に富士山を見る。小さな男の子がお父さんに「富士山が空を飛んでるよ。」って
今日も続々と登山者が登ってきます
昨日、八本歯の登りで我々も練習すれば登れるところがあるかな、なんて話をしたばかりでした
マルバダケブキの群落と北岳、ちょうどこのころバットレスで悲しい事故が起こっていたようです。(帰宅後知りました)
北岳を仰ぎ見ながら大樺沢二俣に下っています
またまた下界が近づき、暑い日差しが照りつけてきました
肩ノ小屋から北岳山頂を振り返りました
30年前、初めての北岳はここから登ったんだよなあ。北岳山頂で日の出を迎えて、そのとき雲海に北岳の影がすうっと伸びて
アップには耐えられないからもっと離れてよ、って言ったのに
さてそろそろ行くか、ここで白根三山縦走のクラテンさんとお別れ、これから一人旅のクラテンさん、ちょっと寂しそう。来年はもっと多くで来よう
右手の目の前に見えているのが鳳凰三山、オベリスクの尖塔も見えているよね、そのずっと向こうは浅間連山かな
ちょっと左に目を向けて仙丈岳だよ
そのずっと向こうに北アルプスの山々が連なって、その左の塊が槍穂高連峰、槍の穂先が見えるって、白馬三山はずっとずっと右奥に見えているよ
山頂で眺めに浸っていると、若者が近寄ってきて「山、詳しいですか。」って、おうおう、まかせなさい
正面に見えてるのが甲斐駒ヶ岳、その左に連なっているのが鋸岳、そして右奥が八ヶ岳連峰だよ
さっと視界が360度広がって、やっぱいいね
ここは日本列島で2番目に高いところ3192m、まあ2番目から5番目3180mまでは1番の富士山から比べたらドングリの背比べ
だけど一番好きな山かも、夏のお花畑、中白根から見たすくっと立った姿、腰までのラッセルで道を付けた思い出、岩の陰で吹雪に耐えた思い出、そして山頂からのこの眺め
一段登って、それから
一番奥に見えるのが北岳の山頂です
この上へ登ると山頂かと思ったのだけど
甘いやっちゃ・・・
雲海の上、富士山のシルエット、今日も素晴らしい天気になりました
6時20分、大分テントの数が少なくなって、我々も北岳山頂に向かって出発します
歓声は上がらず、静かな日の出です
寒いし、テントに戻って朝飯にしよう
5時2分
そして待つことしばし、池山尾根の上からピカリ
富士山の反対方向の眺め、中央アルプスの峰々も雲海に浮かび上がっていました
2日目、北岳山荘テント場の朝、雲海に浮かぶ富士
日の出を見ようと早起きしました