南八幡平・葛根田川〜八瀬森〜大深岳〜三ッ石山〜岩手山(1) 2016.8

写真を見てのとおり、全日天候に恵まれました。
沢は水量が少なかったこともあり、ロープを出す場面もなく、ツメでは苦労させられたものの、竿を出しながらのんびり歩きました。

特に2日目は行動時間3時間。釣り、山菜採り、昼寝、水浴び、夜は河原でごろ寝して流れ星を数えたり、歩く・攀る以外の山の楽しみを存分に味わうことができたのではないかと思います。(岩)

前半の沢は1日目2時間半、2日目3時間とのんびりした山行でしたが後半の岩手山への縦走の3日目は8時間、4日目は10時間と手応え(足応え)十分の山行となりました。5日間重い荷物を背負いつづけたせいかただいま腰痛気味になっています。

今回は全日程で天候が良く快適な山行を楽しめましたが、沢の水もどうも少ないようにも感じて素直に喜べないものの、無事山行を終えられたことがなによりです。
東北の山域に入るのは今回が初めてで、標高こそ低いものの沢は端正で美しく、そして山は雄々しく、草花や木々や虫や岩魚たち無数の生き物が夏を謳歌している姿が垣間見る事ができ濃度の高い山行だったように思います。

夜は焚き火にあたりながら眠り、途中で焚き火の火が消え、肌寒さで目が覚めたときには無数の星々が目の前に飛び込んできて、時間は確認していないのですがおそらくベルセウス流星群による星と星の間を飛び交う光の軌跡にしばし時間を忘れました。

岩手山までの縦走は、朝から蒸し暑く体調を整えるのに苦労しましたが、日が暮れると一気に肌寒くなり東北の山にいる事を思い出させてくれました。

そして今回も岩魚を小振りながら1匹捕まえる事ができました。雫石駅で買ったバジルと塩と一緒にホイル焼きにして、身をほぐして酢飯とミョウガを混ぜて食べた岩魚寿司、フキの葉の油炒め、ウルイとバジルの入ったコンソメスープなど沢の幸を堪能しました。もっとも何時間も粘っていくつも蚊に身体中を刺されながらの岩魚1匹という結果には満足できていなくて、隣にタープを張っていた沢組はその日10匹だったそうですから、釣りの腕はもっと磨かないと駄目ですね。(谷)

1日目

雫石駅に昼前集合、タクシーで滝の上温泉まで

照りつける日差しの中、蒸気をあげる地熱発電所の脇を通って、山道少々で沢に下りる

晴天続きだったのだろう、水の量は少ない

葛根田川の名所かな

良い天気が続きますように、イワナも釣れますように、流れ星の大当たりがありますように・・・

今日は時間に余裕あり、滑り台で遊ぼう

ちょっと童心にかえって

私もやるって

べつにプカプカ水に浮かばなくても良かったのだけど

遊び足りないって・・・

そして名所の「お函」です

20数年前に初めて来た時は、増水してたみたいで今歩いているところがすべて水の中、すごく恐ろしい思いをしながらへつったのだけど、こんなに浅い流れだったんだよね

今日は好きなところを歩けます

お函の出口、ここを過ぎれば今日の泊まり場

沢が広がって大石沢の出合に着きました

タープ張りはまだ初心者だけど、こんなもんか

あとは薪集めにイワナ釣り、釣り人さん頑張ってくれよ

なかなかいい型です。だけど2人して1匹か・・・

でもまあこんなもんでいいんだよ。釣りすぎるのはよくない。なあに、沢に籠もって修行したいってか

ゆったりとした時間が流れます

もう一回、釣りに行ってもいいんだよ

晩飯は玄米ご飯に麻婆豆腐です。上手く出来ました

イワナ、あんまり好きじゃあないのだけど

ニンニクとバジルを腹に詰めて焼くと、旨いね。いけるよ

焚き火の脇で寝ちゃうのか

じゃあおやすみ、明日もゆっくりでいいからね

(2)へつづく

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