南ア・甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根〜北沢峠) 2016.8
土曜日は雨の登山になったけど、今日のこの青空、下山後の台風による大雨を思うと我々は幸運だったようです
この日、農鳥小屋に泊まった人の話では、小屋のオヤジさんに「みんな起きろ、台風が3つも4つも来てる、グズグズしている場合じゃないぞ。」って暗いうちから小屋を出されたとのこと。今日の天気に感謝です
黒戸尾根八合目から鳳凰山方面の眺めです。早朝見えていた富士山は、鳳凰にかかる雲に隠れてしまいました
8/21
深夜、韮崎駅に集合してタクシー会社の前でゴロゴロ。中年不良のたまり場みたい(若いメンバーは早く寝なさい)
早朝は凄く良い天気でした。タクシーから見る鳳凰の山並みに白々とした月がかかって絶景・・・が急速に雲が湧いて雨が降ったり止んだりの一日
登山道脇に夏のキノコ(チチタケ)がいっぱい。ザックを下ろして採るっきゃないけど
まさかこれが夕食カレーのメインの具になるとは思いませんでした、なんで・・・
けっこう急登を頑張って、刃渡りです。でもこの刃ではなにも切れない
五合目って、けっこう下った鞍部なんだね。小屋跡でちょっと休憩。下山のグループと追い越して行く人を見送る
雨がしとしと降る
五合目の上はハシゴとクサリの連続です
頑張ろう
七丈小屋テント場にテントを2つ張りました。先客テントも2つ、この後はもうテントは増えませんでした
テント場に着く頃、雨が止み、ガスの中に鳳凰山が少し姿を現しました。このまま天気良くなれば・・
そんな冷たい目で見ないの、このキノコは良い出汁が出るよ
途中で採ったチチタケが具のカレー作り、持ってきた茄子はどうしたの・・・えっ、一杯やってるうちにお尻の下で潰れちゃったって
持ち上げたビールと小屋で買ったビールでお疲れさん
キノコたっぷりカレーの出来上がり、どうだ。中村屋のタンドリーチキンとかいっぱいもちあげたイデヨちゃん、ごくろう
また降り出した雨もいつの間にか止んで、夜半目が覚めたときには月明かりもあるようでした
明日は良い天気になあれ
8/21 2日目
日の出に間に合わず・・・目覚ましは聞こえたのだけど
日の出の太陽が奥秩父の山並みの上に上がっていました
鳳凰山の陰に富士山がちょっぴり
北の方、樹林の間から八ヶ岳連峰がくっきり
さて、朝飯の準備です
ウィンナーを焼いて、パンに具だくさんスープに珈琲
小屋に泊まっていたグループが次々と登っていきました。テントの人たちも空身で山頂を往復しているみたいです
いつもどおり出遅れちゃってるか、やまづと
まずは八合目のご来迎場を目指して
少しガスが湧き始めて遠くの山の上の方しか見えなくなったけど、まだ青空です
クロマメがあるね。ガンコウランとコケモモの実、山はもう秋始まっている
ちょっとガスってきたけど、まずまずの天気で良かったです
八合目のご来迎場でちょっと休憩
登ってきた黒戸尾根・黒戸山を見下ろしています
雲海の向こう、奥秩父山塊が雲の海に沈んで行きそうです
さて、あとひと頑張りふた頑張り・・・
ガスが上がってくる前に、あの頂きに登りたい
クサリ場と急登の道を頑張って登ります
ひと息いれて、登れ登れ・・・
登ってきた急な道を振り返って
ガスが大分上がって来ています
鳳凰のオベリスクがもう少しで隠れてしまいそう
宙に浮かぶピラミッドを右下に見て
この石柱はかつて鳥居だったもの。前回通った2009年にはもう落ちていて、このような形だったか
ここを登れば山頂は間近です
もう山頂からも北岳も仙丈岳も八ヶ岳も見えないだろうなあ
山頂手前のピークから駒ヶ岳の祠を見る。もう少し・・今は山頂に登山者の姿が少ないけど、これからぞくぞく登ってきて我々が着くころにはいっぱいの人になっていました
山頂でゆっくりしすぎなのか・・・でもゆっくりしたい。えっ、バスの時間にぎりぎりだって・・・でもゆっくり
今週末、不安定な天気予報だったし、昨日は雨だったのに案外登っている人が多いようです
まわりは雲が湧いて眺めはなくなってきたけど
真上の空はまだきれいな青空です
さて、魔利支天の基部を通って北沢峠に下山
最初は早足程度だったけど、最後は小走り・・・そんなにみんな元気が残っていたのか
振り返ると甲斐駒がガスの中にすくっと立って我々を見送ってくれました