上州武尊山 2018.2

『落石に怯えつつハーケンを打ち…(大きな牛の)肩にとまる虻みたいなものだ。』と無雪期の山人を形容するならば、今回は「真っ白い砂糖の山に群れる蟻みたいなものだ。()」と言われるでしょうか…?。雪と青空だけの解放感鳥になって飛んで行けそうでした。

ゲレンデはスキースノボー客、軽快な音楽で賑わっており、リフトで1860地点へ。10:00天候曇り。アイゼンを装着し、適度な急斜面を見えない頂き目指して歩み始めました。

体力のあるメンバーがトップ、パーティーを導きます。大地も空も真っ白な視界の中、下って来る登山者から「山頂は風が強かった〜。」と情報共有。

歩き出し

剣ヶ峰山の尖った頂き、岩がむき出しになっている所をアイゼンで歩くことに慣れていない私はガリガリ岩を傷つけるようで心苦しい。し、怖い。

下りでは尻をついて段差を降りる醜態を撃写されてしまいました。(後ほど親分に恰好の悪さを指摘されるのでありました。)怖い時には正面ではなく背中から、しっかり打ったピックで確保しながら梯子を降りるように下ること、これが正解です。

次第に風が穏やかになり青空が開けてきました。登頂と期を同じくして快晴かもしれない。メンバーの気持ちが高まります。

 口を開けば、「最高〜!!!来て良かった〜!」先ほどの強風、前線が通過し高気圧が張り出して来ていたのでしょう。予定通り?!、頂上(2158)、快晴。パーティーみんなでハイタッチ12:00

まだまだ歩き足りない感が漂っており、13:00までで時間を区切り行ける所まで

結局中の岳ピストンも余裕でこなし、今度はあまりの気持ち良さで下山したくない感満載。

上越、尾瀬、朝日に谷川…360度の展望、どこまででも翼を広げて飛んで行けそうな気分でした。

15:00山を惜しんでリフト乗り場へ。世田谷区民健康村富士山ビレッジで温泉に浸かりました。世田谷区民でなくてもお1人様350円、いいお風呂で良心的。帰りは少し渋滞に巻き込まれましたが、心には大きな山々の姿を刻んで。

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2018年山行一覧