那須・甲子山〜旭岳下樹林帯 2018.12

那須連峰の北を目指し、新幹線にて福島県にある新白河駅で下車、その後甲子温泉上のトンネルまでタクシーで移動をして登山口到着。街中は積雪がなかったものの、タクシーの運転手さんの話だと山のほうは2、3日前にちらちら降ったとか…。どんどん山に近づくにつれて積雪も見られ、わくわくしてきました。

 この辺りからは、積雪がなくても息がきれそうな坂道がだらだらと続き、いよいよ山頂に到着。目の前にはどーんと旭岳が!!その格好よさに思わず見惚れ、那須連峰の美しさを満喫しました。

身支度を整えて、登山スタート!となったが、いきなり登山口ではないところから入山。今まで登山口からしか山を登ったことがない私からしたら、その技にびっくり。この後ついていけるかな…

そんな心配をしながらしばらく登っていくと、登山道に合流。誰もトレースしていない雪を楽しみながら、なだらかな道を歩きます。

ここ辺りから積雪が深くなってきて、足をあげるのも一苦労。先頭をかわるがわる山頂を目指していきました。甲子峠分岐を過ぎるとさらに積雪が…。

なんといっても、積雪が深くそして雪が重く、トレースをつけるのが一苦労。日もだんだん落ちてきて、気温もぐっと下がります。

3シーズンシュラフでも、腰とお尻にホッカイロを忍ばせ、ダウンパンツをはき、という完全装備で無事就寝。気温も高かったこともあり、朝方は何度か目覚めましたが、予想より眠ることができ一安心しました…。運が良かったです。

2日目

猿ヶ鼻の手前でワカンを装着。私はアイゼンしか持っていなかったので貸していただくことに。

甲子峠分岐

何の足跡だろう・・

こちらはウサギの足跡 ぴょん

 下山は登山口をそのまま下り、長い巻き道を下りきると甲子山大黒天が。何やら温泉の効能も霊験によるものとして昔から信仰され、温泉神として甲子山中に祭られているのだとか。下山した後は、その甲子温泉に!秘湯ということで、長い階段を下って入ります。温泉には石がひきつめられ、源泉がひかれています。ゆったりとした時間が流れ、入浴しているお客さんはみんな目を閉じながら、軟らかいお湯に癒されているようでした。私も何だか眠くなり、ゆったりとお湯を楽しみました。

皆さまにたくさん助けられ、今度は三本槍岳に抜け、北温泉にも行きたい!と思った山行でした。シュラフとワカンはボーナスで買います。

甲子山頂、後の山は旭岳です

旭岳の下に広がる樹林帯と須立山、三本槍方面の眺め
休憩をとった後、三本槍岳を目指し坊主沼避難小屋経由の尾根を進みます。が…尾根の道が見当たらず、少し下って進むことに。
15時半になり、今日の活動はここにて終了、樹林帯にテントを張ります。雪山では小屋泊の経験しかない私にとっては初のテント泊。寒くて眠れるかと不安の中、夜ご飯には暖かいお鍋をたっぷりと食べ、美味しいお酒を飲み、心身ともにぽっかぽか。
朝食に暖かいうどんを食べ、パワーをチャージ。行けるところまで行こう、ということで三本槍岳目指して出発します。
一日たっても雪はしまっていなく、歩きづらい…。一生懸命トレースをつけながら歩くと汗が吹き出してきます。

結局思うように進まず、引き返して甲子温泉まで下山することに。

今回の到達点です

帰り道は昨日つけたトレースがあるのですいすい下山することができました。甲子山頂から引き返す途中で、初めて登山者と遭遇。昨日から人と会っていなかったので、何だか下界に近づいてきた感覚がします。

甲子温泉・大黒屋

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