南大菩薩・大蔵沢右岸尾根~大蔵高丸~大谷ヶ丸北峰西尾根 2021.10
(※大谷ヶ丸北峰)
大谷ケ丸から下山します。前から行きたいと思っていた尾根ですが、森の熊さんが怖くて行けませんでした。今日は大勢ですから大丈夫ですよね。
今回は、体験の人が4人もいます。きっと下山は遅くなるだろうなと思っていましたが、体験のみなさんはみんな元気。一人も遅れないどころか平気な顔をしてついてきます。すごいですね。久しぶりの山登りでヒーヒー言っているのは僕の方でした。
最後の鉄塔にたどり着いて一安心です。これで暗くなる前に降りれるね。そんなことを言いながら、あるはずの鉄塔巡視路を探したのですが、みつかりません。絶対にあるはずなのに。もっとしっかり探せばよかったなと後で反省しましたが、どうせあと100メートルだからと急なところを強引に降りてしまいました。体験の方は驚いたようです(反省)。
明るいうちに降りられて、ちょうどタイミング良くバスも来て、楽しい山行が終わりました。緑と富士山と紅葉に癒された一日でした。お疲れ様でした。
後日談。
翌日から早速筋肉痛に襲われ(ウソじゃありません。見栄でもありません。本当に翌日からだってば!)、足の張りは木曜日くらいまで残りました。一からトレーニングが必要ですね。みなさん、ありがとうございました。
下り始めて最初の尾根の分岐は気づいたのですが、この辺りから自分の異変に気づきます。尾根の傾斜と地形図の等高線の感覚が合いません。傾斜がわからないんです。歩いている尾根はかなり急に感じるのですが、等高線がそんな風になっているようには読めず・・・。
1年も地形図を見ていないと、こんなに感覚が狂うんだとびっくりしました。そこからドキドキの連続で、一体ここはどこだ!となってしまいました。支尾根がいっぱいあって、目印になりそうなところがいっぱいありそうなのに、感覚が合わないからずっと違和感が残ります。中腹まで下りて、ようやく鞍部が連続しているところで場所を特定し、ほっとします。
下りの尾根もいい尾根です。全般的に尾根が細く、少し丁寧に歩く必要がありました。それだから余計でしょうか、植林もなく緑が満ちていました。きっと新緑もいいはず、また来たいなぁ。
(※米背負峠)
まだ、紅葉は少し早いだろうと思っていましたが、1ケ所、すごく綺麗に紅く染まっているところがありました。みんなパシャパシャと写真を撮っています。ここで写真を撮って「京都に行ってきたよ」とLineしたら、みんな信じるだろうな。
大蔵高丸とハマイバ丸は、大月市・秀麗富嶽十二景だそうです。ここの稜線歩きは私の大好きなコース。こんなに穏やかな稜線でずっと富士山を見ながら歩けるのですから最高です。
私の大好きなススキもところどころにありました。ススキフェチとしては、ススキと富士山の組み合わせは最高です。今までこの稜線は夏ばかり歩いていたので、ススキに気づきませんでした。秋もいいですね。
途中、あれは標高何メートルくらいだったでしょうか?緑の切れ目のあたり、一番前で「ドッカーン」と叫んでいる人がいます。なんだなんだと思ったら、まさに「ドッカーン」です。富士山がドドーンです(擬音が異常に多いですが、通じますか?)。「松竹~っ」と叫んでいる人もいます。松竹映画の富士山と同じ、いやもっと綺麗でしたね。
あぁ、こうやって山でピーチクパーチク好きなことを言って、しゃべってはしゃいで、これがやまづとの山行だったと、改めて戻ってこられた喜びが湧いてきました。
1年振りに復帰した山登り、果たしてみんなについていけるかドキドキの山行でした。
天気は快晴、今日山に行かなかったらウソだろう!というような天気。甲斐大和の駅は、平日の新宿駅の朝のラッシュより混んでいました。みんな、緊急事態明けで山に餓えていたのかもしれないですね。
久しぶりにやまづとのみんなに会います。果たしてどうなるだろうと思っていましたが、会った瞬間から前の感覚に戻ります。やっぱり山仲間は素晴らしい。親分も元気そうで、いつもの親分のままでうれしかった。
(※向こうに大谷ヶ丸と滝子山)
(※ハマイバ丸付近)
天目山トンネルの脇から尾根に取りつきます。取りつきがきつそうと思っていましたが、鉄塔巡視路と思われる道がついていました。
歩き始めてみると、最初からきれいな緑です。てっきり下の方は植林だろうと思っていたのですが、いい意味で裏切られました。この尾根は最初から最後まできれいでした。