那須・白水沢左俣左沢~甲子山 202110 山の会やまづと
入渓の時から降り始めた雨は、結局一日中降りやみませんでした。でも、甲子山の山頂まで行こう。
最後の詰め、沢筋が3つに分かれる。真ん中はナメのフリクションがきつそう。前2人が笹薮に到達したのを見届けて、後ろ3人は左側の沢筋を詰めて、笹薮漕ぎを少々、登山道に出て2人と合流しました。
ナメ滝が続いて源流が近い。
水流左側、落ち葉に隠れた手掛かりを探しながら、ザイルを伸ばしました。
少しだけ秋色、きれいな森の中を流れる小沢になりました。
すぐに次の滝、右端が棚になっていてガバホールドもありそうで登れそうなのだけど、岩がもろいということなので、右側の窪から巻く。
この巻きの斜面に、水を引くためのものだったかホースの残骸がある。滝側に移るところの傾斜が強くザイルを出しました。
左沢の出合、下部は左側から巻いて、途中から滝の中間部にトラバースして上部を登る。
左俣の右沢と左沢の分岐、左側の細い流れを辿ります。
もう左俣に入っていると思う。
落ち葉が積もって秋色の谷です。
たっぷりのホールド・スタンスで左側を登ります。
滝が続きます。
左側にしっかりした巻きルートがあります。
白っぽい岩がきれいな滝です。下の滝と合わせて、白水の滝という名前がついている
ようです。
ちょっとだけ紅葉のトンネル
上段水流の中は、少しぬめりがあり怖い。水流左側に逃げる。
左に曲がる2段のナメ滝、下段は大きな足場がある。
緩い小滝が続きます。この辺りで右俣の大白森沢を分けるのだけど、ここは分けた後なのか前なのか忘れました。
ザイルを出して登りました。
すぐに次の滝、6mくらいか、ちょっと立っている。どこ登るって・・・。左側の草が生えているあたりなら大丈夫みたいです。
この沢は多くの人が入渓しているので、巻きルートには苦労しないようです。
なかなか見ばえのする滝です。
次に出てきたのが、衣紋ノ滝という名前のついている20mくらいの滝。
ここは小さく巻いて落ち口に下ります。
Y字状の滝、おっと、登ろうとしているか・・・
左側の岩壁から取りついて、巻きぎみに落ち口に抜けました。足場は階段状だけど、高度感があるので後ろ3人はザイルを出しました。
入渓準備のころからポツポツと小雨、今日は雨予報だったっけ。初っ端の滝で水を被る。まだそんなには冷たくないので大丈夫だけど、晴れてて欲しかった。
展望のない山頂ですが、みんな満足感でいっぱいです。沢登りのシーズンもそろそろ終わり、これからの雪山の話になったり、さらに来年の沢登りの話になったり、よし頑張るぞ。
手掛かりも足場もしっかりあります。ゆっくり落ち着いて登ろう。