道志・秋山二十六夜山~棚ノ入山~雛鶴峠~サイマル山 2023.4
最後にまたやぶをこいで小さな祠のある神社に下山しました。

長い山歩きでしたが、穏やかな日和のもと、綺麗な新緑を楽しみ、地図読みに格闘した充実の山行となりました。

蕨は、炒めておいしくいただきました。山で摘んだ山菜を食べるのは、初めてのことでしたが、その新鮮なおいしさに感動しました。

その後は、地図を読みながら進んでいきます。地図読みがまだまだ未熟な私は、こっちですか~?とすぐに答えを聞いてしまいます。

でも時々試されて、間違った方へ進む私をみんなが後ろで止まって見ていたりします。

そんなこんなで、少し遅くなってしまい、途中からやや急ぎぎみで下り始めます。ところが、急いでいるのは先頭だけで、後方は何やら蕨採りに夢中になっています。

日没まではまだあるね~と、結局最後までのんびり(?)と下山しました。
中央線沿線道志の写真
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気になるシルエット、高くて手が届きませんでした。
ちょっと待ってくれい、蕨が・・・
急ごう急ごうと言いながらも蕨摘み、やめられない。
大旅川沿いの集落を見下ろしています。
登ったり下りたりで、もうだいぶ疲れたねえ。
やぶの尾根を下って鉄塔巡視路に出ました。前方の小高いピークに鉄塔が立っています。
影が伸びて、だいぶ日が傾いてきています。
樹林の中、向かう尾根を外さないように地形図とコンパスを確認しながら歩きました。
樹間から高畑山、倉岳山の眺め、中央線側から見るのとは反対側からの眺めです。
ここから高畑山へ向かう登山道と離れて、西に尾根を辿ります。
登るにつれて真っ白い富士山も見えてきました。
峠から急な尾根を登ります。
雛鶴峠に向かって下っています。この辺りは、新緑が芽吹いたばかりです。
ご近所に日陰舟もあります。
遠くの尾根が大菩薩から滝子山までの尾根です。左端の三角は笹子雁ヶ腹摺山かなあ。

右端手前の高い山が高畑山あたり、その手前の尾根を右から左へこれから歩くつもりです。
みずみずしい新緑です。
ミツバツツジ
棚ノ入(サンショ平)から北西方向、日向舟、雛鶴峠に向かいます。南に登って赤鞍ヶ岳(朝日山)方面にもいつか行ってみたい。
棚ノ入山山頂では、みんなで棚ポーズ(?)で記念撮影。
その後は、今日の最高峰、棚ノ入山を目指します。なかなかの急登をそれぞれのペースで登っていきます。

きつい急騰も、美しい新緑と清々しい風が癒してくれます。時々、山桜がまだ美しく咲いていました。

昔はそんな素敵なことが行われていたんだなあ~と、想いを馳せながら歩き始めました…が、久々の山歩きで、そんな気持ちのゆとりはすぐにどこかへ行ってしまいました。

鈍りきった自分の心と体を反省しつつ、でもやっぱりしんどいな~と思いながら歩いていると、キラキラと光る新緑が待っていてくれました。本当にきれいでした。

お天気にも恵まれ、風も心地よく吹いており、本当に気持ちよかったです。

まずは、二十六夜山を目指します。

この不思議な山名には由来があるようです。かつて、旧暦の1月と7月の26日の夜に、宴会(?)をしながら月の出を待つ「二十六夜待ち」という行事があり、この山の山頂でも行われていたようです。

夜半の月光に現れる、阿弥陀如来・観世音菩薩・勢至菩薩の三尊の姿を拝むと願いがかなうと信じられていたそうです。

棚ポーズ。久しぶりの山歩きでした。
今山行の最後のピーク、サイマル山に着きました。
麓のゴルフ場の声が聞こえていました。
送電鉄塔からの眺めです。鉄塔の切り開きに蕨が生えています。もう少し登って向こうの尾根を奥に辿ります。
巨木、何の木だろう。
きつい登りのなかでひと休み。ミツバツツジが咲いている。
二十六夜山の山頂へ続く分岐の辺りには、二十六夜と書かれた丸い石塔がありました。広く平らなこの場所で宴会をしていたのでしょうか。
サイマルって、どういう意味なのだろう。漢字があるのかなあ。
ヤマツツジの朱、緑の中に映えます。