奥多摩・タワ尾根~ウトウノ頭~長沢背稜~雲取山 2023.5
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春満開の山歩きでした。野鳥のさえずりもいっぱいでした。
鳴いていた鳥 ヒガラ、コガラ、ゴジュウカラ、メジロ、ウグイス、ルリビタキ、オオルリ、キビタキ、ツツドリ、ジュウイチ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、メボソムシクイ、ミソサザイ、ビンズイ その他アオゲラ(かな)のドラミング、エゾハルゼミも鳴き始めていました。
下りはじめ、最初はそれなりに快調に歩いていたのだけど、途中からもう足が痛い。
もっと右手に富士山、その手前は雁ヶ腹摺山あたりが見えているのかなあ。真ん中の三角は丹沢あたりのどこかになるのかなあ。

12時過ぎ、そろそろ下りよう、ここから鴨沢バス停まで長い。
避難小屋の方の山頂岩場に腰を下ろして大休み、地図を広げて展望を楽しみました。
「どっから見ても大岳山」が中央に見えています。
これが分かると山座同定が簡単になります。その右が御前山、もっと右手に三頭山、左側が鷹ノ巣山かな。ずっと左に川苔山が見えているのだろう。
大ダワを挟んで雲取山です。右奥は飛龍山かな。
芋ノ木ドッケを越えていよいよ大ダワへの下りです。大が付くだけあってかなり下ります。これを下るのか、って感じ。

途中、大雲取谷の方に引き込まれるように踏み跡がついている。
長沢背稜縦走路はまだ木々の芽吹きが始まったばかりです。この先で天祖山の分岐を分け、長沢山、桂谷ノ頭、芋ノ木ドッケと尾根を辿ります。
早朝の澄んだ空気の中で青い山並みの眺め、なかなかこの場所を離れられませんでした。中央の木の左側に両神山が見えています。
すぐに滝谷ノ峰ヘリポートの切り開きになって、両神、西上州方面の眺めが素晴らしい。
泊り場から30分程度で長沢背稜縦走路に出ました。左手前方に天祖山の採石場を見ながら歩きます。
タワ尾根の上部では、馬酔木の白い花が満開でした。
出だしの急斜面を登ると、孫惣谷側から荷物運び用のモノレールが上がってきていました。何に使っているのだろう。長沢背稜縦走路の手前まで続いていました。
無事に朝が来ました。みんな寝られたかい。今日はコースが長丁場なので、早めに飯食って早めに出発します。
馬酔木の林の中にミツバツツジが咲いていました。
ゆるゆるの尾根歩きはここまでです。ウトウノ頭までしばらく急な登りになりました。
気持ちの良い広い尾根が続きます。左手に新緑の樹間から雲取山も見えるようになりました。ぐるっと尾根を回って遠い。
人形山を過ぎて新緑の森の中をゆるゆると登って行きます。
何組かに追い越され、前を歩く2人に待ってもらいながら下りました。やっとのことで鴨沢に下りると、留浦バス停まで歩くとちょうど始発のバスが来るとのこと、行くよ・・・ええっそんなあ。
きれいに笠を被った富士山、レンズ雲も見えています。
そして富士山、笠を被っています。明日から本格的な雨予報です。
反対側には、石尾根とたぶん鷹ノ巣山、そのずっと左奥には丹沢山塊が見えています。一番左が大山です。
ウトウノ頭から先、少し尾根が痩せます。この先は行き止まりになりました。
ちょうど藤の花の満開の時期に当たりました。電車の中からもバスの中からも藤の花が楽しめました。なんとなく花の香りも漂ってきているように感じました。

日原鍾乳洞の向かい側、一石山神社からタワ尾根に取りつきます。
20年くらい前にヨコスズ尾根から長沢背稜、雲取山を計画したことがある。その時は、途中天祖山の尾根にエスケープしたのだけど、なんでだったのか忘れた。
長沢背稜の天祖山分岐から三峰分岐までが歩き残って気になっていたけど、1泊しないといけないので後回し後回しで20年も経ってしまった。

さて、今回はタワ尾根、ウトウノ頭の先に泊まって雲取山を目指します。泊まれるのか、水は汲めるのか。
左から鷹ノ巣山、どっから見ても大岳山、御前山、右端に三頭山です。
奥秩父飛龍山方向の眺めです。やまづとの仲間が歩いているはず、どのあたりで頑張っているのだろう。右手の尾根つながりに白石山も見える。和名倉沢メンバーももう登っているか。
11時過ぎ雲取山に着きました。長沢背稜はけっこうアップダウンがあってきつかったです。休みを多めに取りながら歩きました。
雲取山荘で冷たい水をがぶ飲みして、山頂までもうひと頑張りです。
大ダワの標識のところでひと休み、女坂を辿りました。
大ダワの底付近、メボソムシクイが鳴いてなんだか夏っぽい。このあたりからは何度も歩いているので馴染みの気分です。
桂谷ノ頭付近、シャクナゲが花を開いていました。花もいろいろ咲いて樹相の変化もあってなかなか楽しい尾根です。
ところどころにコバイケイソウが群落を作っていました。カラマツの芽吹きの緑も素晴らしい。
まだ日は高い。滝谷側の急斜面を下って水汲み、水場の土の中でカエルが鳴いている。ゴクゴク飲んだけど大丈夫そう。

夕方までお酒を飲みながらのんびり、夕飯は豚汁ピーマン鍋、適当だけどまあまあだよ。鞍部は風の通り道。夜中、タープが風にあおられて空がまる見え、慌てる。
尾根上は通れないということで、孫惣谷側を巻き下る。下ったところの鞍部にスペースがあって、ここに泊まろう。
長沢背稜から単独のおじさんが下ってきました。酉谷山の方から来たようです。避難小屋の水場はいつもより水流が細かったとのことでした。
あんたたちはどこに泊まるんだ。う~んそこら辺に・・・
3度目のウトウノ頭です。前回はここから四間小屋尾根を下りました。その前は鳥居谷を遡ってタワ尾根を下ったのだったかな。
篶坂ノ丸(スズサカノマル)を過ぎると、目の前にウトウノ頭の塊が見えてきます。
ちょこっと登って金袋山、ザックを背にお昼寝時間。えっ、昨日まで伊豆半島を自転車旅行していたって。昨日は下田で泳いだだって。それはお疲れだね。
一石山神社からタワ尾根に上がるまで、それから1176m人形山までは急な登りが続きます。大変きつい。