谷川岳雪トレ 2024.1 やまづと

2日目:

朝食はきのこ雑炊。昨日別班から頂いたお米と、下界から大事に持ってきてくれた生卵で手早く雑炊が出来上がる。

これも激ウマ!仕上げの胡椒でピリッとまた一段美味しくなる。
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(※国境稜線のやまなみ、遠くに浅間、そのずっと左に富士)

(※オキノ耳に向かいます。)

(※後ろがオキノ耳)

(※トマノ耳山頂)

テントに戻って、夕飯の支度。なんと今夜はきりたんぽ鍋!
夕食担当の方が、きりたんぽ、セリ、鶏肉、きのこ等、様々な食材を持ってきてくれた。セリを探しにスーパー3軒をはしごしてくれたらしい。本当にありがとうございます!

まずは雪を溶かして水づくり。下界では蛇口をひねれば水が出てくるが、山の上で水を作るのはこんなに大変だったか。
鍋いっぱいの雪を溶かしても、1ー2㎜の水しか出来ないので、繰り返し繰り返し雪を溶かしていく。

水を作りつつもビールで乾杯し、各自が持ち寄ったおつまみを食べながら、宴会スタート!

山頂のトマノ耳・オキノ耳に到着すると、360度素晴らしい景色で、浅間山・苗場山・その先の北アルプス・日本海までくっきり見える。
一部メンバーは近くに見える白毛門に先週も登ったとのこと。

下山を開始すると、今朝ロープウェイで登ってきたのか、すれ違う登山客がどんどん増えてくる。

谷川岳は冬でもこんなに人が多いのかと驚くと共に、我々が築いたトレースを辿って、何百人(?)もの岳人が登っていくのを見ると、ちょっと気分が良いものだ。

下山後は、この会の定番のコースだという、馴染みの温泉と居酒屋でお疲れさま会。

この2日間、初めて尽くしで流石にヘロヘロになったが、天候にも恵まれとても楽しい山行だった。

(※もう少しで肩ノ小屋です。)

(※熊穴避難小屋を越えて山頂を目指します。)

昨日習った通り、ピッケルを山側に持ち替えながら、先導隊に続いて雪道を進んでいくと、コレコレ、これがしたかったんだなーと、改めて実感。

一人では中々踏み出せなかった、雪山登山。やまづとに入会した判断は間違ってなかった。

身支度を済ますと、いよいよ谷川岳登頂へ

朝焼けが稜線を赤く染め、昨晩の吹雪のせいかトレースが全くない真っ白な雪山を、ラッセル部隊が先行していく。

バーナーを囲んでワイワイしていると、テントの狭さが逆に心地よい。ある程度水ができたら、きりたんぽ鍋に取り掛かる。

ちなみにきのこは事前に数日乾燥させてくると、運ぶときに軽くなって良いらしい。食材をいれて、煮込むこと数分。雪山でこんなに美味しいものが食べられるとは!

外は吹雪いている中、身体がじんわりと温まり、お酒がどんどん進んでしまう。その後はバーナーでつまみを炙りながら、持ってきたお酒はすべて消化してしまった。

幕営地に到着すると、3班に分かれて手早くテントを設営。
スコップで雪を均して寝床を整えたり、穴を掘ってトイレを作ったり、本当に全てが新鮮。

その後は荷物をテントに残して、斜面で雪訓。
アイゼンを使っての滑落停止の訓練や、トラバース、耐風姿勢を教わる。

1日目:
上毛高原駅、水上駅でバスに乗り合い、総勢13名のパーティーで谷川岳を目指す。
人生初雪山登山・初テント泊で、少しドキドキ。

ロープウェイで天神平に到着すると、そこは一面銀世界。
まずはリーダーからアイゼン・ワカンの装着の仕方を教わる。

午後から天気が崩れるとのことで、雪訓前にまずはテントを設営することに。
アイゼンを装着し、幕営予定地の熊穴沢避難小屋へ。
雪の影響で一部ルートが分からず。。
それでも先輩方がテキパキと現在地を見立て、正しいルートへ先導する。

(※戻ります。)

(※オキノ耳山頂標識に集まれ)

(※熊穴避難小屋手前の痩せ尾根ギャップ、バックステップで下る。夏道は右下の木の辺りに付けられている。)

(※肩ノ小屋を過ぎて、谷川岳山頂トマノ耳を目指します。風紋がきれいです。)

雪深い道なき道を、先頭を入れ替えながらラッセルしていき山頂を目指す。

山頂に近づくと、西黒尾根から登ってきたパーティーが徐々に増えてきた。
西黒尾根は私も夏に登ったことがあるが、あの急登をラッセルしながら登ってきたのかと思うと、信じられない気分だ。