奥多摩・軍刀利沢(沢登り) 2024.5 やまづと

「A班チーム」

(大滝の巻き 4)

今回、参加人数が多くなった為、2班に分かれての遡行になりました。(ヒビチャさん、御対応ありがとうございました。)

先発A班。

ゲート前の駐車スペースから30分ずらしてB班も出発。入渓地点までの道中、今回私はお初のオッギーさんは、「今この辺りかぁー?、橋下の川を2つ越えたからここですかね?」と、地図と地形を確認しながら進んで行きます。
9時過ぎ、入渓地点に着くと、装備を整えたA班が、林道から沢に下りていく所でした。

A班を見送った後、ヘルメットを忘れたことに気づき蒼白する私。。走って駐車スぺースまで取りに戻る。(うぅ。)

A班と50分ほど時間を置いてB班も入渓。
B班メンバーは、新人オッギーさん、今年初沢バンキーさん、沢大好物コトブーさん、私の、計4人グループで9:50遡行開始。
空には薄っすらと雲がかかり水に濡れると少し肌寒い陽気の中、谷には終始バンキーさんの声が響き渡る。。

最初のミニゴルジュを抜け、幅広の2m滝、3×4m滝は、コトブーさん、オッギーさん、バンキーさん、私の順で順調に進みます。
次の2条4m滝はそのまま右壁を小さく巻き、続く5m滝も、コトブーさんがトップで左から慎重に進み、後続もそれに続く。

2つ目のゴルジュを進むと、ステップが乏しいCS滝、お助け紐を出して、上から下から助け合いながら、みんなで何とかクリア。
8mナメ滝、コトブーさんリードで水流を直上。終了点で引き上げシステムのおさらいをしてから、みんなを引き上げてくれました。

大滝2段15mは左岸から高巻き。ザレ場をロープを引いて登り、残置ロープ沿いにトラバースして落ち口付近で固定、オッギーさんは初のフリクションノットに関心しながら、自己確保で登ってきます。後続のコトブーさんもフリクションノットで進み、最後はバンキーさん。
続く5×6mナメ滝は、順番に登る。 (確かそうだったと。。)

次のチョックウッド滝下段は、オッギーさんがトップでシャワーを浴び、「寒びぃ~!」と言いながら、安定して登っていきました。
チョックウッド上段は直上せずに、左に逃げてバンドのステップ沿いを登り、後続のコトブーさん、バンキーさんも、シャワーを浴びながら慎重に登り、先に上がった
オッギーさんが、お助け紐でフォローしてくれました。

次の4m滝は、コトブーさん先頭で順番に水線右寄りを突破。
以前は、とにかく登ろうと頑張る印象のコトブーさんも、無理せず確実にステップを確認して、ゆっくりとトップで登っていく姿に、「よかよか~」と、嬉しく感じながら、みんなで見守ります。
残置ハーケンが中間に見えた6m滝は、左岸の残置ロープ(確かあったはず)を使って高巻きました。

その後のヘツリの練習箇所になる細い淵では、粘って進んでいたバンキーさんが、悲鳴を上げながら力尽きて惜しくもドボン。
落ちた後、どや顔で「手がねーよ!」と言い放つバンキーさんの話しに楽しむ私。これぞセキマキ、有難し。
これ以上寒くなるまいと、続くコトブーさんは、冷静にホールドとステップを確認しながら、体を上手に移動してクリア。

続く3mあとの、4m滝は、静かな闘志を燃やすオッギーさんが果敢にアタックして、水しぶきを浴びながらクリア。
体が冷えている女性陣は右側を小さく巻きます。

最後の10m滝は、左岸のザレ場と岩の間を縫うようにオッギーさんが先頭で進み、落石の影響が無いように間を置いて順次、落ち口に進みました。

その後、沢も小さくなってきて、ツメに入る手前の780付近の分岐で、わたくし、ルートを間違えました。。。
計画ルートの1つ手前の谷の分岐で、地図に指さし、「こういう所が間違いやすいんだよね」と、意気揚々と間違えた谷に向かって進む私。。。

足元も緊張する斜度になっていき、「んー、ここじゃねぇな。」と、850付近で左の尾根にトラバース、みんな真剣。ごめんなさい。
その後、安定したところで、50mロープをコンテニュアンスビレイのタイトロープシステムでメンバーと10m間隔で結び、立木を中間支点代わりにジグザグと尾根まで進みました。
前回の倉戸沢のツメで実践させてもらい何度か復習したので、システム構築と共有もスムーズに処理ができ、安全に進んで軍刀利神社裏手から登山道にオンコース。今回も地図読みの難しさと大切さを改めて実感する事になりました。

A班から1時間遅れで、軍刀利神社で装備解除し、軍荼利山からの支尾根を、矢沢と熊倉沢の出合いまで地図読みしながら順調に下山。
出合ではバコさんが橋の上から安堵の表情で、こちらに手を振ってくれています。

その後、ゲート付近の駐車スペース辺りの広場でA班と合流。
A班のヒビチャさんとウタコ先生を中心に、待ち時間を利用してロープワークを、コーソンさんと、ユコサイさんに教えていました。
合流後、「おー!無事で良かった」「ロープどこで使った?」「遠くにB班が見えたから追いつかれないように頑張ったわ」などなど、
お互いの遡行を振り返り、話が盛り上がります。

合流場所で集合写真を撮り、瀬音の湯で汗を流し、立ち寄った居酒屋美松さんは満員御礼。五日市駅のコンビニ前で簡単に乾杯し、帰路につきました。
今回も楽しく充実した山行でした。皆さん、ありがとうございました。

きっとみんなも、そう感じる沢登りだったように思います。

(大滝の巻き 2)

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(トイ状の滝 2)

(トイ状の滝 1)

(大滝の巻き 3)

(大滝の巻き 2)

(大滝を巻く 1)

「B班チーム」

(トイ状の滝 2)

(トイ状の滝 1)

(大滝の巻き 1)

今回は、今シーズンから沢登りを始めた方、久しぶりに沢登り復活した方など、新たなメンバーと一緒に賑やかな山行となった。
人数が多いので2つに分けてA班は先に出発。
昨日は晴れで初夏のような暑さだったが、今日はあいにくの曇り。
秋川渓谷は少し冷んやり、水も冷たい。
新緑のグリーン、グリーン、目に眩しい。
誰かが緑のフィルターを通して見てるみたい…とつぶやいて、一同、顔を上げて立ち止まり、しばしうっとり。
ようやく沢登りの気持ちいい季節がやってきた。
でも、釜に浸かったり、小滝の直登で水を浴びたり、濡れると寒い!
唇も紫でガタガタ震えながら、あれは右壁登ろうか、これは巻こう、ここはへつりの練習だ、などワイワイやりながら楽しく遡行。
大滝2段15mを高巻きで登ったところで、下流にB班を目撃。
これは追いつかれるかな…急いだ訳ではないけれど、B班を突き放すことができたみたい。
源流部の支沢は水流が多い方へ、多い方へと進み、詰めを上がっていくと左側の尾根にすんなり取り付くことができ、軍刀利神社の少し下の稜線に出た。
下山は、迷いやすい尾根があり地図読みも楽しいルートだが、ピンクや小さな赤テーブが貼ってあり、どうしても目に入ってしまう。少しがっかり。
ミツバツツジの群生がきれいで、ティッシュが落ちてるのかと思ったら銀竜草がポツリと咲いていた。ガクアジサイのような花は、ガクウツギだとか。
Y女子は植物に詳しいく、花の名前だけでなく植生も呟いてくれるのでうれしい。

ゴールの熊倉沢出合いは、沢装備解除、靴を履き替えた後に沢のプチ渡渉。
濡れたくないので、石を投げ込んで橋を作った。
後発隊のB班、どうぞ渡っておいで。
再来週に軍刀利沢に行くチームの方も、よかったらお使いください。
流されてなければ。