東黒沢からウツボギ沢、白毛門 2024.7 やまづと
12:00白毛門到着
白い雲がかかっていて遠くの景色は望めない
ここまで自分の脚で上がってきたという充足感は、ガッカリな眺望を特別なものに変えてしまう
装備を外し、下り前のエネルギー補給、記念撮影
「さあ、後は帰るだけ」と下山開始
どこまでも続く急な岩場に驚愕、笑いが止まらなくなる、我が左膝
声を掛け合い上気分をキープ
石車に乗って大きくスリップ
疲労した足に木の根のトラップ
16:00全員無事下山
バスに間に合い風呂でシャンプー
温かい手料理ともてなしに感謝し帰路に着く
山をフルコースで楽しめる泊沢を知ってしまうと
登山道を日帰りで登り降りするだけでは物足りなくなり。個性的な仲間と助け合いながら乗り越える面白さがクセになる
コトブー
途中、雨が降り始め皆で体を寄せ合って凌ぐ
バンキーさんが上州の天気について教えてくれる。それを聞きながら「かかあ天下と空っ風」という言葉が脳内を漂う
空から落ちてくる水に目を凝らしていると、次第に粒々が見えてくる
余儀なくされた停滞だったけれど、みんなおっとりかまえていた。自然に身を任せてのんびり待つという、自分にとっては贅沢な時間だった
傾斜がキツくなり、次第に水が枯れ始め「この辺りが最後」とヒマラーさん
皆で飲料水を確保する(自分はこの水を、お土産として自宅まで持ち帰った)
身の丈を超える笹藪を漕いで10分ほど行くと、11:30やっと登山道に出た!
沢登り初体験でアクシデントに合ったというバンキーさんは慎重な動きで登っていく(沢の怖さを知ってもそれ以上に好きなのだと思う、まだ聞いたことはないけれど)
今年から沢を始めたコーソンさんは、おっとりした外見からは想像できない度胸の持ち主で、地道な努力を厭わない
ザッキーさんは氷の壁をダブルアックスで登る経験もしているそう、自分には未知(憧れ)の世界を知っている
コーチヤさんは、真剣な様子でルートを選んで登ってくる
ガンチさんはいつも控え目、時として情熱を爆発させる
ピイマンさんは、挑戦する気持ちを理解し応援してくれる
この沢は人気スポットらしく、キャニオニングを楽しむ老若男女の姿に心踊る
ヒマラーさんが手本を示してウォータースライド
後に続いてダメ出しされて、大爆笑、嬉し楽し面白い!!
「沢登りはフルコース」
みなかみの蕎麦処まるよしで、乾杯のコーラを片手にヒマラーさんが言う
突然の情意投合に驚き前のめりになる
沢沿いで急に降られて雨宿り
大振りなネパール胡瓜とスパイスの香り
笹藪の海を漕ぎ進むは仲間の声が頼り
やまづとで沢登りを始めてから早1年が経ち
先輩たちは2年目のジンクスを語る
アドバイスを参考に沢との向き合い方を改めて考える
おぼつかない歩きだった私を励まし応援し続けてくれる先輩の言葉
「谷川の沢はね、いいんだよ」
シンプルな響きが憧れの種子になり、私の脳に着床
7月10日、ピイマンさんからのメール発見
「谷川・ウツボギ沢から白毛門に登りたいと思います」
参加即答、幸運の神様には前髪しか無いという
メンバーは10人、共同食の量は予測困難
メニューは バコさんにお知恵拝借「焼き野菜カレー」に決定、バンキーさんと共同
焚き火で野菜をグリルしてスープカレーにトッピングって、夏っぽくてシャレオツじゃね?
準備スタート地図をチェック
かなりの距離を歩きそう、荷物はコンパクトだな
水はどのくらい冷たい?朝晩の気温は?
たっぷりあった準備期間はあっという間に過ぎてもう前日、メンバーは10人から8人に変更
当日、別エリアへの山行を予定していたベイサンさん達5名のチームも我々と同じルートに変更
彼らは先に遡行を開始、焚き火を熾してくれるとの事前連絡、有り難い!
9:30水上駅集合
元ジモピーのバンキーさんに利用経路について指摘される。聡明で正直、頼もしい先輩
新メンバーの沢経験者ザッキーさん&同じく新メンバーの沢未経験者のコーチヤさん、初めてご一緒する二人
移動のバスで、並んで座ったコーチヤさんとおしゃべりに花を咲かせる、打てば響く面白い人
土合橋、大きなザック抱えてエッコラエッコラ下車
全員揃ってドンドン歩く最後尾、ピイマンさんは帰りのバス時刻表をチェックする
白毛門登山口無料駐車場にてベイサンさん号を発見、柔らかい気持ちになる
入渓後すぐに広がる明るい緑、光る水と岩、おおらかで滑らかで優しい世界
夏への扉も心の扉も全開だー!
11:30ハナゲノ滝到着、圧巻に歓声をあげる
漢字で書くと「鼻毛」ではなく「華化」だとバンキーさん、東黒沢は通称「華化沢」と呼ばれるそうだ
今回は水量が多いので右岸の巻き道を行く
この沢は人気スポットらしく、キャニオニングを楽しむ老若男女の姿に心踊る
ヒマラーさんが手本を示してウォータースライド
後に続いてダメ出しされて、大爆笑、嬉し楽し面白い!!
12:00大岩を過ぎ、両門の滝で白毛門沢に出会う
我々は右股東黒沢を進む
尾根を乗越し野営予定のナルミズ沢広河原を目指す
岩の種類は様々で、目にも手にも足にも面白い
滑るこいつは蛇紋岩じゃ無いのか?
地質学者はフィールドワークで沢登りをすると聞いた、羨ましい話だ
何度かロープを出してシャワークライム
水は冷たさを感じない、むしろ火照った体には気持ちがいい
けれど、腰まで浸かると一気に冷える
へつったり、胸まで浸かって歩いたり、両手両足突っ張ったり
可憐な花を愛でたり、甘酸っぱいイチゴの実を食べたり
カエル、ヘビ、魚に興奮したり、五感をフルに使う
標高をグングン上げていく、やがて水が枯れ始め、藪へと進んでいく
前を行くザッキーさんの姿を見失いかけた時「おーい、おーい」と、救いの声
お互いに「おーい、おーい」「おーい、おーい」呼びかけ合ってめでたく合流
やがて下り始め、転ばぬように慎重に進む
「もうすぐだ」という声に気持ちばかりが急くけれど
地に花、時折目にする植物に心和み落ち着く
18:00広河原で出迎えてくれたベイサンさん、タカテツさん、ウタコさん、ユコサイサン、オッギーさんと合流
食事もお酒もすっかり終えたという彼らは、陽気で(いつもだけど)面倒見が良くて(これもいつもだけど)疲れとは無縁の様子(これも、ほんといつもそう)
予言通りの立派な焚き火を起こし、寝床スペースを確保してくれたおかげで
すぐに装備を外し、タープを張って、食事の用意に取り掛かれた
ありがとうございます!
網で焼く野菜は、焦げたり生だったり、量が多過ぎて食べきれなかったり
イメージ通りにはいかなくて、ベイサンさんたちが手伝ってくれたり
翌日に持ち越したり(ゴミになってガンチさんが持ち帰ってくれたり)
ドタバタが最っ高に面白かった!
バンキーさんが作ってくれてカレースープは、お味バッチリあっという間に完食
焼きウインナー、焼き厚切りベーコン、らっきょうや福神漬けは酒の肴にも喜ばれた
スイーツがなかったので、マシュマロはやはり要るな!と思った
ガンチさんがホイルに包んで持ってきてくれた「焼かなくても食べられるとうもろこし」を巡っては様々な議論が交わされて盛り上がった
バンキーさんお手製の梅酒も人気だったし
(お裾分けしていただいた)ユコサイサンお手製のピクルスも美味しかった
総勢13人、沢沿いで焚き火を囲っての宴会では、国籍も性別も年齢も肩書も全部忘れた
寝転がって天を仰いでいると、さっきまで見えなかった星が次々と見えるようになって
無数の星がそこにあったのだと知った
21:00就寝、4:00起床
シュラフカバー1枚でも暑くて、夜中にすっかり脱いでしまったらあちこち虫に噛まれた
アブ、ブヨ、ヌカカでは無さそう
雨模様のスタートで、カッパを着たり脱いだり忙しい
朝食は各自と決めていたけれど、コーヒーやスープなど温かい飲み物のためにお湯を沸かす
ここも率先してバンキーさんがチャキチャキ動いている、慌ててお手伝い
6:00 大集合写真撮影(13人で)
ベイサンさんチーム出発見送り、焚き火を消して後始末
6:30 出発、本日はウツボギ沢を上り詰め、登山道に出て白毛門を下り土合橋まで戻る予定
今日もヒマラーさんが先頭を歩き、続いてバンキーさん、コーソンさん、ワタシ、ザッキーさん、コーチヤさん、ガンチさん、ピイマンさんの順に進む
先頭は特に大変だ
前だけではなく後続のペースを見つつ登攀サポート、360度の気遣いが求められる
沢登り初体験でアクシデントに合ったというバンキーさんは慎重な動きで登っていく(沢の怖さを知ってもそれ以上に好きなのだと思う、まだ聞いたことはないけれど)
今年から沢を始めたコーソンさんは、おっとりした外見からは想像できない度胸の持ち主で、地道な努力を厭わない
ザッキーさんは氷の壁をダブルアックスで登る経験もしているそう、自分には未知(憧れ)の世界を知っている
コーチヤさんは、真剣な様子でルートを選んで登ってくる
ガンチさんはいつも控え目、時として情熱を爆発させる
ピイマンさんは、挑戦する気持ちを理解し応援してくれる
途中、雨が降り始め皆で体を寄せ合って凌ぐ
バンキーさんが上州の天気について教えてくれる
それを聞きながら「かかあ天下と空っ風」という言葉が脳内を漂う
空から落ちてくる水に目を凝らしていると、次第に粒々が見えてくる
余儀なくされた停滞だったけれど、みんなおっとりかまえていた
自然に身を任せてのんびり待つという、自分にとっては贅沢な時間だった
傾斜がキツくなり、次第に水が枯れ始め「この辺りが最後」とヒマラーさん
皆で飲料水を確保する(自分はこの水を、お土産として自宅まで持ち帰った)
身の丈を超える笹藪を漕いで10分ほど行くと、11:30やっと登山道に出た!
12:00白毛門到着
白い雲がかかっていて遠くの景色は望めない
ここまで自分の脚で上がってきたという充足感は、ガッカリな眺望を特別なものに変えてしまう
装備を外し、下り前のエネルギー補給、記念撮影
「さあ、後は帰るだけ」と下山開始
どこまでも続く急な岩場に驚愕、笑いが止まらなくなる、我が左膝
声を掛け合い上気分をキープ
石車に乗って大きくスリップ
疲労した足に木の根のトラップ
16:00全員無事下山
バスに間に合い風呂でシャンプー
温かい手料理ともてなしに感謝し帰路に着く
山をフルコースで楽しめる泊沢を知ってしまうと
登山道を日帰りで登り降りするだけでは物足りなくなり
個性的な仲間と助け合いながら乗り越える面白さがクセになる
コトブー
((※動画))
今日もヒマラーさんが先頭を歩き、続いてバンキーさん、コーソンさん、ワタシ、ザッキーさん、コーチヤさん、ガンチさん、ピイマンさんの順に進む
先頭は特に大変だ
前だけではなく後続のペースを見つつ登攀サポート、360度の気遣いが求められる
21:00就寝、4:00起床
シュラフカバー1枚でも暑くて、夜中にすっかり脱いでしまったらあちこち虫に噛まれた
アブ、ブヨ、ヌカカでは無さそう
雨模様のスタートで、カッパを着たり脱いだり忙しい
朝食は各自と決めていたけれど、コーヒーやスープなど温かい飲み物のためにお湯を沸かす
ここも率先してバンキーさんがチャキチャキ動いている、慌ててお手伝い
6:00 大集合写真撮影(13人で)
ベイサンさんチーム出発見送り、焚き火を消して後始末
6:30 出発、本日はウツボギ沢を上り詰め、登山道に出て白毛門を下り土合橋まで戻る予定
網で焼く野菜は、焦げたり生だったり、量が多過ぎて食べきれなかったり、イメージ通りにはいかなくて、ベイサンさんたちが手伝ってくれたり、翌日に持ち越したり(ゴミになってガンチさんが持ち帰ってくれたり)
ドタバタが最っ高に面白かった!
バンキーさんが作ってくれてカレースープは、お味バッチリあっという間に完食
焼きウインナー、焼き厚切りベーコン、らっきょうや福神漬けは酒の肴にも喜ばれた
スイーツがなかったので、マシュマロはやはり要るな!と思った
ガンチさんがホイルに包んで持ってきてくれた「焼かなくても食べられるとうもろこし」を巡っては様々な議論が交わされて盛り上がった
バンキーさんお手製の梅酒も人気だったし、(お裾分けしていただいた)ユコサイサンお手製のピクルスも美味しかった
総勢13人、沢沿いで焚き火を囲っての宴会では、国籍も性別も年齢も肩書も全部忘れた
寝転がって天を仰いでいると、さっきまで見えなかった星が次々と見えるようになって無数の星がそこにあったのだと知った
((※お出迎え))
18:00広河原で出迎えてくれたベイサンさん、タカテツさん、ウタコさん、ユコサイさん、オッギーさんと合流
食事もお酒もすっかり終えたという彼らは、陽気で(いつもだけど)面倒見が良くて(これもいつもだけど)疲れとは無縁の様子(これも、ほんといつもそう)
予言通りの立派な焚き火を起こし、寝床スペースを確保してくれたおかげですぐに装備を外し、タープを張って、食事の用意に取り掛かれた
ありがとうございます!
((※源流域が延々と長い。大岩を越えても尾根の乗越しはまだまだです。))
岩の種類は様々で、目にも手にも足にも面白い
滑るこいつは蛇紋岩じゃ無いのか?
地質学者はフィールドワークで沢登りをすると聞いた、羨ましい話だ
何度かロープを出してシャワークライム
水は冷たさを感じない、むしろ火照った体には気持ちがいい
けれど、腰まで浸かると一気に冷える
へつったり、胸まで浸かって歩いたり、両手両足突っ張ったり
可憐な花を愛でたり、甘酸っぱいイチゴの実を食べたり
カエル、ヘビ、魚に興奮したり、五感をフルに使う
標高をグングン上げていく、やがて水が枯れ始め、藪へと進んでいく
前を行くザッキーさんの姿を見失いかけた時「おーい、おーい」と、救いの声
お互いに「おーい、おーい」「おーい、おーい」呼びかけ合ってめでたく合流
やがて下り始め、転ばぬように慎重に進む
「もうすぐだ」という声に気持ちばかりが急くけれど
地に花、時折目にする植物に心和み落ち着く
12:00大岩を過ぎ、両門の滝で白毛門沢に出会う
我々は右俣東黒沢を進む
尾根を乗越し野営予定のナルミズ沢広河原を目指す
11:30ハナゲノ滝到着、圧巻に歓声をあげる
漢字で書くと「鼻毛」ではなく「華化」だとバンキーさん、東黒沢は通称「華化沢」と呼ばれるそうだ
今回は水量が多いので右岸の巻き道を行く
「沢登りはフルコース」
みなかみの蕎麦処まるよしで、乾杯のコーラを片手にヒマラーさんが言う
突然の情意投合に驚き前のめりになる
沢沿いで急に降られて雨宿り
大振りなネパール胡瓜とスパイスの香り
笹藪の海を漕ぎ進むは仲間の声が頼り
やまづとで沢登りを始めてから早1年が経ち
先輩たちは2年目のジンクスを語る
アドバイスを参考に沢との向き合い方を改めて考える
おぼつかない歩きだった私を励まし応援し続けてくれる先輩の言葉
「谷川の沢はね、いいんだよ」
シンプルな響きが憧れの種子になり、私の脳に着床
7月10日、ピイマンさんからのメール発見
「谷川・ウツボギ沢から白毛門に登りたいと思います」
参加即答、幸運の神様には前髪しか無いという
メンバーは10人、共同食の量は予測困難
メニューは バコさんにお知恵拝借「焼き野菜カレー」に決定、バンキーさんと共同
焚き火で野菜をグリルしてスープカレーにトッピングって、夏っぽくてシャレオツじゃね?
準備スタート地図をチェック
かなりの距離を歩きそう、荷物はコンパクトだな
水はどのくらい冷たい?朝晩の気温は?
たっぷりあった準備期間はあっという間に過ぎてもう前日、メンバーは10人から8人に変更
当日、別エリアへの山行を予定していたベイサンさん達5名のチームも我々と同じルートに変更
彼らは先に遡行を開始、焚き火を熾してくれるとの事前連絡、有り難い!
9:30水上駅集合
元ジモピーのバンキーさんに利用経路について指摘される。聡明で正直、頼もしい先輩
新メンバーの沢経験者ザッキーさん&同じく新メンバーの沢未経験者のコーチヤさん、初めてご一緒する二人
移動のバスで、並んで座ったコーチヤさんとおしゃべりに花を咲かせる、打てば響く面白い人
土合橋、大きなザック抱えてエッコラエッコラ下車
全員揃ってドンドン歩く最後尾、ピイマンさんは帰りのバス時刻表をチェックする
白毛門登山口無料駐車場にてベイサンさん号を発見、柔らかい気持ちになる
入渓後すぐに広がる明るい緑、光る水と岩、おおらかで滑らかで優しい世界
夏への扉も心の扉も全開だー!
((※きれいなナメがずっとずっと続きます。))
((※6~7mの滝、しぶきを浴びるので慎重にザイルを出しました。))
((※白毛門沢の分岐を過ぎて雷雨、しばらく様子見。ヒマラーさんからネパールキュウリ、おいしい。雨止んで日差し、ゴルジュの通過))