室堂~雷鳥平~みくりが池~一ノ越~雄山 2025.5 やまづと

北アの写真
2025山行一覧
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<1日目>
朝4時過ぎ、コーソンさんと私で、電鉄富山駅窓口で6名分の切符(室堂までの往復)購入の為、並ぶ。事前にバンキーさんが電鉄に電話、4時過ぎから並べば当日券購入可能の旨、確認。4時過ぎに人が並んでいるのか半信半疑で向かうも、先行して10数名並んでいた。
5時から販売開始予定と聞いていたが、4時半前、早めに窓口を開けてくれ、補助スタッフ(英語対応2名)も配置され、窓口で購入前に希望をチェック、スムーズに購入出来た。
9時予定していた特急に6名乗車。立山駅でレンタルのビーコンを受取る。
ケーブルカー、バス共、流れはスムーズ、予定していた時刻に室堂に到着。
室堂ターミナルで登山届を提出。細かく記入を求められる(全員の住所、緊急連絡先、年齢、装備等)登山道の状況等、留意点を丁寧に教えて頂く。
雪の大谷を見学。今年は最高地点16メートルとの事。
身支度、昼食を済ませ、雷鳥沢テン場まで移動。雪の状態は緩み歩きづらい。
予想通り多くのテントで賑わう。夜半荒れ模様の予報が出ていた為、テントを念入りに張り、雪のブロック作る。

<2日目>
夜半(11時半頃)風の音と共に空き缶の転がる音がする。
クドミさんと私が空き缶を回収。テント状況を確認。
他のテントを確認。ソロテントが風にテントごと持っていかれそうなものがあり、外に置いてある私物(靴等)飛ばされている。テントの中の人を起こし、私物をテント内に入れるよう、声掛けする。
他のテントの人も何人か起きて外に出て、テントの張り状況等確認、お互い声を掛け合う。
明け方まで、風、雨、雹、みぞれ、雪、状況は随時変わり、雪の壁が無い入り口付近で寝ていた私は、テントが下から風で持ち上げられ、ずっと煽られていた。
朝方テントの外は昨晩の雪、雹で覆われる。
5時過ぎ、バンキーさんが寝袋、服等、かなり濡れている事に気付き、目が覚める。
テント内は大きな水溜まりが出来て浸水していた。
防水力が強いシュラフ、シュラフカバーの被害は少なかった。
テン場では数名、電波が通じた為、この後の天気予報を確認。2日目夜から再度天候が荒れ気温が下がる見込みとの事。低体温症は避けたい為、その日のうちに下山か小屋に宿泊を検討。小屋に電話するも早朝の為、繋がらず、荷物を減らす為、2日目夜の食事を朝食にする。ドーコさんのきりたんぽ鍋。温かくとても美味しくいただく
7時過ぎみくりが池温泉に電話が繋がる。快く宿泊を受け入れてくれる。
女性4名は畳の個室、男性2名は大部屋2段ベット。悪天候の為かキャンセルが出た様子。
テントを撤収、みくりが池温泉へ移動、お茶と軽食。
乾燥室で濡れた物を乾かす。天候回復せず、午後の天気予報を確認、一乗越辺りまで行く事を検討するも断念。明日に備える事にする
17時半夕食。ホテルレベルのメニューに感嘆。スタッフの応対も丁寧。
夕食後、風が弱まっていたので、近くを散策、雷鳥を写真に収める
翌朝の朝食をお弁当に変えてもらい受取り、温泉に入り早めに就寝

<3日目>
夜中に雪が降った様子。風はあるが雪は降っておらず、この後天気は回復傾向の旨確認。5時半過ぎみくりが池温泉を出発。室堂ターミナルへ。
コインロッカーにテント装備をデポ。身支度を整え一乗越へ。
気温が下がり雪がしまり歩きやすい。時折雲に切れ目も見えてくる
一乗越到着。風は強いが晴れ間も見えてくる。雄山までの尾根を見上げると雪は少ない。ストックを使用、装備をほとんど持たない登山客もおり、不安に思う。
雄山までアイゼンを引っ掛けないよう慎重に登る。雄山に到着。剱岳も良く見える。風は少し収まってきていた。山頂から少し降りた所で写真撮影、行動食を摂る。大汝山までのルートを確認。次回は行ってみたい。
一乗越へ登りより慎重に降りる。一乗越に到着、風は随分収まっていた。
名残惜しくも下山開始。下から沢山のBC装備の人とすれ違う。黒部方面に滑走予定の人も。凄い。
11時前室堂ターミナル着、観光客で賑わっていた。
帰路、バス、ケーブル、スムーズな乗り換え。立山駅でレンタルしたビーコンを返却。
電鉄の方から聞いていた通り、特急は無く各停で富山駅へ。電鉄は混んでいて、ずっと立ちだった。富山駅15時前着。
駅近くの海鮮居酒屋へ。10分程度並んで入れた。富山の地酒、海鮮を楽しむ。

昨今、GW中雪不足に悩まされる中、これだけの雪がある事は有り難かったです。
今回1山で終わってしまいましたが、また次回是非チャレンジしてみたいです。

(バコ)