フィーチィーチィーチチ、深い霧の中からクロジの囀りが聞こえてきます。少し下るとコルリのテリトリーのようで、あちらこちらからチ・チ・チ・チ・チ・キョロロロ
休みなしに下って、なんとか明るい内に東日原の車道に下りることができました
道端で一息ついていると近所のおばさまが出てきて、あんたらバスか車か、バスなら早くしないと最終が行っちゃうよ
日帰りの沢でも結構充実だったなあ。山賊シルヴァーおじさんは言いました「おれは、むずかしいこたあ言わん男だ。冷たいビールとテンマスのギョウザさえありゃええ。」
ちょっと詰めてもらってカウンターに3人、冷たいビールをゴクゴクと
疲れ切って鷹ノ巣山頂に到着しました
榧ノ木尾根を下りたかったのだけど、予備コースの稲村岩尾根を下ります。最終バスは何時だったっけなあ
やっと水が少なくなり、奥の二俣から源流へ
休憩もあんまり取れないけど頑張ろう
ちょっと時間がかかったかなとは思ったけど、思った以上にかかったようで、滝上に下りたときはもう2時前でした
どこでそんなに時間を食ったのだろう、ハラ時計は案外正確なはずだったんだけどなあ
ちょっと驚いて、ちょっと慌てて、急ごうよ。まだ沢の半分までも来ていない
右側の中間部にある木から古そうなシュリンゲがたれているけど。あそこを登って行くのか、泳がないと取り付けないか
落ち口のあたりが我々には難しそうだね、ということでパス
右側からこの滝を巻いたのだけど、下から見た感じより傾斜が強く、上へ上へと追い上げられてしまう
ここが地形図に載っている滝かな。ザイルワークの練習を少し。ここまでは時間も余裕だったのだけど、たぶん
この上の滝の巻きに時間がかかる
緑の中を水がはじけて、中々爽快な気分です
新しいメンバーが入ると、ちと古びてきた我々も刺激を受けて活動が活性化してくるのかも。やまづとも新たな展開をしていかなければね
次から次へ小滝が出てきます。登っていて飽きない谷でした
あまり天気は良くないのだけど、水を被っちゃえ。沢登り2度目の新人さんも積極的です
若い人は、勢いがあっていいね
初めて入る谷だったけど、小滝がいっぱいあって楽しい沢登りでした
我々には登れない出だしの滝を巻いて、これは何番目の滝だろう、水の中をジャブジャブと登れます
餃子おかわりね。我々が奥多摩最終便かと思ったら、いま山から下りたからって、お店に予約の電話がはいったみたいです
今日の奥多摩の山は、事故がなくて平和だったとのことでした
餃子だけじゃあなくて、何でも美味しい
鷹ノ巣山避難小屋付近に詰め上げて、山頂を目指します。風が吹いたのかカエデの葉が足元一面にちりばめられていました
上から人が下りてきて、まだ登山者が歩いているのかと思ったけど、今日は避難小屋に泊まるんだね
こんな霧の深い日に一人で泊まってるとお化けが出るかもよ
ここを越えてやっと中間点あたりの二俣です
まだまだ水量も多く小滝も続きます。二俣あたりから、ワサビ田の跡がでてきます
壊れかけた城壁のような(大げさですが)石組みの上を歩きました。これを作るのは凄い労力だよなあ。でももう捨てちゃったのか
今更ながら、ぶっ飛ばしぶっ飛ばし