西上州・諏訪山から帳付山、そして南天山 2007.4 山の会やまづと
中津川奥、彩の国こまどり荘でビール。山頂で会った人につきあってもらい、山の話などしながらバスの時間までのんびりしました。
かなり歩いたので足も疲れ気味。流れに足を浸してもう少しの頑張りです。
沢沿いの道に下り、今山行初めて水をがぶ飲みしました。
南天山から帳付山を見る
南天山には先客3人。昨日は中津屋に泊まったとのこと。山頂のアカヤシオはまだ蕾で残念がっていました。
祠から少しで南天山登山道にぶつかる。こちら側は進入禁止でした。
祠のところで道に合流しました。さっきの右に下りていた道のようです。
右奥が赤岩尾根(たぶん)であれば、真ん中奥の三角が大ナゲシかな。
南天山と両神山が見えています。尾根のふみ跡は途中からしっかりとする。
1538m先で良い道が尾根を離れて右手に下りて行く。尾根を巻いているだけなのかどうか迷ったけど、元に戻って尾根上のふみ跡を辿りました。
ミツバツチグリかキジムシロか。ミツバツチグリにしておこう。
雲取山と鷹ノ巣山。ずっと右手には雪のついた金峰山も見えました。
1659mには滝谷山の名前がついていました。この先から南天山につながる南東の尾根に入る。
山頂下の斜面に小さなスペースを見つけテントを張る。今日はちょっと長く疲れました。
残り2ℓの水を開けて、水割りとおつまみと米とレトルトで簡単に晩ご飯を済ましシュラフにもぐりこみました。
諏訪山から南東の尾根に入る。ふみ跡もうすく目障りなテープ類も少ない。ちょっと儲けものかなと思いながら帳付山の尾根を目指します。
そろそろ泊まり場を決めないとけないのだけれど、もう少しもう少しとずるずる。途中から笹薮が濃くなり、帳付山の南尾根1658mの少し北に出る。小さなテントスペースがあり、迷ったがとりあえず帳付山まで行ってみよう。
一旦下って樹林の中の諏訪山(ヤツウチグラ)三角点。シカがどどどっ・・と逃げる。いつまでも未練惜しそうに鳴いていた。何をしていたのだろう
下ヤツウチグラにいた2人組が、諏訪山までわざわざ行くんじゃなかったとブツブツ言っていたが、展望もなにもない静かな山頂です
「それは私です」・・・えっ!。
このあたり古い地図には載っていない立派な道路ができていて、何処にいるのかわけが分からずウロウロ。ちょうど車に乗りかけた人がいたので、旧鉱泉宿は何処?昔泊ったことがあって息子さんに送ってもらったことがある、などと話しかけると「僕です」との答え。
あぁ、なんとおじさんになっちゃって・・・。ということは同じ時間が流れている私もそうなのか・・・。
両神方面の眺め。三角錐がひとつふたつみっつ・・・
左奥の三角錐の山が南天山。
1659mから南東の尾根に入り、少し下ったところで前方が開け大展望。谷の下の斜面をシカが駆けている。腰を下ろして展望を楽しんだ。早く下りてビールが飲みたい。もう、山は満足した気持ちになりました。
昨日の尾根を戻り、1658.1mピーク
朝日を浴びる諏訪山と下ヤツウチグラ
帳付の端っこから諏訪山と下ヤツウチグラを見る。樹林の中はもう暗い。
早くテントスペースを見つけなければなりません。
18:26帳付山頂下で日没。テントスペースが見つからない。帳を付けたような山ということか?細長く切れ落ちた山頂の名前どおりの山だった。
直線距離で1km。余裕かなと思っていたが、瘠せ尾根と藪に時間がかかる。日没まぢか両神山が少しだけ赤く染まりました
エルタテハかヒオドシチョウか、よくわからないケドヒオドシチョウにしておこう。飛び回っているときはアカタテハかと思っていたが。服にも止まってくるほどなのに、いざ写真を撮ろうとすると近寄らせてくれない。
アカタテハのような人と言われたら喜んではいけない。華やかな主人公と思うと大間違い。厚化粧の人の揶揄らしい。ついでに、スタイル抜群、透き通るような肌のサヨリのような人も要注意だそうです。
ちょっとだけ時期が早かったようです。
ヤッホォォォ~
あれれ・・・おかしいなぁ。山彦が返ってくるはずだったのに。
前に来たときはヤッホーとやると5回くらい返ってきたのに。冬と春では響き方に違いがあるのだろうか。山彦は冬にかぎるのか。
三笠山刀利天王の祠のある下ヤツウチグラ山頂。大展望の山頂です。
やろうかな・・・まだ見下ろす尾根には人がいっぱいいるだろうから、はずかしいかな。でもやっちゃおうか・・・やっちゃえ、やっちゃえ。
下ヤツウチグラを見上げる。うまい具合に道をつけるもんだなぁ。梯子登りが2ヶ所くらいありました。
下ヤツウチグラの梯子の手前から帳付山を見る。
左奥の山は天丸山あたりかな。
沢沿いの道から離れて湯ノ沢の頭に上がる急斜面がきつい。次々に下山の登山者が下りてくる。最後が下ヤツウチグラ山頂の2人で、全部で60人くらいが登っていたようだった。
諏訪山へは、ぐるっと左から回るように尾根を辿ります
名前とは違って1株がひっそりと咲いていることはあまりありません。いくつも集まってかしましいようですが。
鉱泉宿を閉めて10年近くになるとのこと。泊まった当時、すでに時代に取り残されたような宿で快適ではなかったが。それでも時代の風情というものを感じられたのは幸運だった。
今日の諏訪山は、4~5日前の地元新聞に案内がデカデカと載ったので登山者が多そうとのこと。こんな時間(もう昼を過ぎていました)から大丈夫?・・・テントがあるから・・・で別れました。