8月25日 12時過ぎの土樽の駅周辺は日差しが強く、車道を歩くだけでへとへとになりそうだったので、行けるところまでタクシーで送ってもらうことに。
小さな沢をいくつか横切りながら、蓬新道を登っていきます。午後の熱気が蒸し暑いですが、道は整備されていて案外登りやすかったです。
2時間半ほど歩くと、ようやく蓬ヒュッテ傍の水場に到着しました。そこでしばらくビールを冷やしていると、重そうな荷物を背負った人夫が私たちが来た道からやってきます。おそらく蓬ヒュッテのスタッフでしょう。
ということで、16時過ぎぐらいに蓬ヒュッテに到着。早速、山小屋の外におつまみを並べて、缶ビールを傾けました。
日没がきれいだったので撮ったのが上の写真です。
蓬ヒュッテは事前の予約が必要です(もちろん急な来訪も受けてくれますが)。避難所を改装したもので、あまり広くはなく、20人程しか泊まれません。冷蔵庫がないので温かいビールしかありませんが、この山小屋の手作りカレーは絶品でした。今まで山で食べたカレーの中では一番おいしかったかも。
食べた後はまた居酒屋の再開です。ウィスキーをちびちび飲みながら仲間と語り合います。20時消灯だったんですが、私はあまり疲れもなかったので一人で星空勧賞をしていました。月が明るくてあまり期待していなかったんですが、1時間半の間で、人工衛星を五つ、流れ星を10個以上見つけました。
2日目は4時起床。外は真っ暗ですが、谷川岳に向かう途中、水場がほとんどないので、ライトをつけて水をくみに出かけます。
そして5時の出発には、小屋の主人が鐘を鳴らして送り出してくれました。
青空の下、朝焼けの雲が山の鞍部から谷沿いを這うように移動していく様子を見ながら、1時間ほどで最初の目的地、武能岳に到着。どうやら今日も天気が良さそうです。
それから笹平という熊笹の中の登山道を歩いていきました。途中で草刈り機が残置してありました。蓬ヒュッテの管理人が登山道が笹で覆われないようにと刈っているそうです。
笹の種類が変わって、頭の高さまであったのが、膝くらいの高さになりました。視界を遮るものがない稜線上の道を歩き続けて、茂倉岳には8時に到着。そこからは右と左で景色の全く違う痩せ尾根を、平標山や白毛門、苗場山の山塊を眺めながら歩きました。
10時、谷川岳オキの耳に到着。しばしの休憩をして、トマの耳に11時着。こちらは人が一杯で長居はしませんでした。そして、12時ちょうど、天神平ロープウェイ乗り場に到着。今日の登山はここまで。お疲れ様でした。レストハウスで生ビールを飲み干しました。