北ア・野口五郎岳〜水晶岳〜赤牛岳(4) 2008.7 山の会やまづと
渡しから黒四ダムまではまだまだ遠いです
湖岸の道だけど、アップダウンもそれなりにあります
ダム湖の流木を集めて、ボートがゆっくりゆっくり運んでいきます
必殺仕事人が、山道整備のための長い丸太二本を担いで、バランスを取りながらゆっくりゆっくり。これはきつそうだよ
ご苦労さまです
夕暮れまでもう少しです。草地に寝ころんで夏の空を見上げました
翌朝、顔に異変が・・・
日に焼けて顔が腫れ上がっています。目が半分しか開いていない。冷たい水で顔を洗ってもポニョポニョして気持ち悪い
顔はアンパンマン、手はドラえもん状態です。面の皮には自信があったのになあ
へとへとになって奥黒部ヒュッテに到着しました
しばらく冷たい水で汗をながしながら、ぐったりです
そのうちヒュッテの管理人3人がどこからか帰ってきて、わぁ、真っ黒自然人、野に生きる凄みも感じさせて すごい
赤牛山頂直下から立山連峰と黒部湖が見えています
黒部湖には船が見えます。あそこが平ノ渡しなのかなあ
水晶岳から赤牛岳に向かいます
左手に大きな薬師岳をずっと見ながらの縦走です
やっと、対岸の端っこあたりに船が見えました
でも、止まっちゃったぞ
渡し船は、対岸の平ノ小屋のご主人の運行でした。宿の望遠鏡で覗いて、渡しに人が居れば、運行するみたい
止まったのは、魚が釣れたから。一往復のうちに何匹か釣れるとのこと
贔屓の野口五郎をまたまた一枚、これが最後です
これから深い樹林の道に入ります
ゴロゴロの岩を横切ったりのところが多くて、案外歩きにくい尾根です
やっと、赤牛岳山頂に到着です。ふうっと一息つきました
最後の大展望を目に焼き付けて、さあ下ろう
これからは下るだけだ、と思ったのは大きな間違い。急なうえに、大岩を下りたり木の根に掴まったりの悪い道が延々と続きました
さっきの5人組はこれを登ってきたのか。あんたらはエライと本当に思いました
あれは赤牛岳のひとつ手前のピークです。残雪をはじき飛ばしてキックステップ
山頂手前で奥黒部から登ってきた5人組に遇いました。2人と3人別々の組かもしれない
かなり疲れた顔をしています。こちらも同じだけど
これから水晶の小屋まで行くとのこと。行くしかないのだけれど、遠いよ
いくつもの小さいピークを越えていきます
左側の薬師、右側にあった野口五郎もだんだんに後方になって、眺めの主役は赤牛と立山連峰に変わりました
贔屓の野口五郎をもう一度
チングルマ(稚児草)
今が花の見頃のようです。お盆の頃だと、こんなに沢山の花は見られなかったはず
こちらは、平らな雲ノ平とその向こうに黒部五郎岳
雲ノ平の小屋も小さく見えています。双六谷を遡って赤木沢に下ったとき、小屋で飲んだコーヒーとケーキのセットは旨かった
黒四ダムに到着です
終わってみれば、あっという間の4日間でした
水晶越えの日の晴天には感謝です またいつか
平ノ渡しに着いて渡し船を待ちました
お〜い、ここにいるぞ〜、目の前を10人くらいの仕事人を乗せた船が、ダム湖の奥に消えていきました。渡し船ではありませんでした
渡し船は無料と看板に書いてあります。なんで
時間が過ぎてもなかなか渡し船が来ません。だんだん不安になってきました
なんか、無人島に流された気分です
最終日、橋を渡り、桟道を上り下りして平ノ渡しへ
登り下りが結構きついです
我々の脇を、ヒュッテの3人組が小走りにすり抜けていきました
まるで必殺仕事人のよう。電力会社の仕事もしているのかな
ヨツバシオガマ(四葉塩竈)
平地の路傍にもありそうな花だけど
群落のシナノキンバイ(信濃金梅)、たぶん