1日目
猿ヶ鼻からは、緩やかに甲子山に向かって尾根が伸びています。しばらくトレースを辿ったところで単独の男性が下って来ました
ラッセルありがとうというと、もう1パーティが昨日のうちにラッセルしていたらしい。とにかくありがとう
霧氷のトンネルを登って行きました
ときどき霧が流れて青い空がのぞきます
コンパスを南に合わせて樹林の中に入りました
あっ、怪鳥Xもいるぞ、どこどこ
早くこの森を抜けだそう
ちょっと急な斜面を頑張って登りました
2日目
樹林帯の縁まで戻ってきました
ホッ
急な斜面を登り返して
甲子山が見えました。あとは下るだけ
甲子山からの下りは一気でした。天気は回復傾向かと思ったらまた雪がひらひら落ちて山の空は真っ白になりました
ぬるめの甲子温泉に送迎バスの時間まで長湯して
新白河のラーメン屋さんで打ち上げ。三本槍まで縦走出来なかったけど、きれいな樹林に満足の山行でした
でもまた行くぞ
樹林の中で、ちらりと甲子山につながる尾根が見えたので方向転換です
樹林帯の斜面をずんずんトラバース
たとえホワイトアウトになっても甲子山の尾根にぶつかるだろう、と思っていたけど、そうでもないかもしれない
トラバース斜面もけっこう登り下りがあるので、反対斜面を下り始めてもしばらく分からないかも
ここまで戻ればひと安心です
何もかも真っ白な世界、ちょっと寒いけどいいね
遠望は効かないけどまあまあ先は見える
なのに・・・昨日の記憶を逆回転したつもりだったのに・・・
坊主沼の窪地が右手に見えて・・・左手に見えないといけないのに・・・。ということで窪地を横切って昨日のルートに戻りました
だだっ広い斜面では、強い風とともに巻き上げられた雪の粒が顔にバチバチ当たって痛い。早く樹林帯に逃げたい
雪が雪が朝方まで降って風も少々
雪をかき分けて縦走の尾根に乗ってみたけど、風が強く視界も悪く雪も深い。縦走をあきらめて引き返します
旭岳から須立山につながる尾根の手前にテントを張りました。ここまでは予定どおりですが、雪も予報どおりそれなりに降ってきました
やっぱりなあ、早めに止んでくれよ
早くテントに入ろう。今日もお酒はたっぷり、おつまみもたっぷり。晩飯は野菜たっぷり、鶏肉だんごもたっぷり鍋です
最近はみんな料理に凝っちゃうので、特製ピーマン鍋の出番がなくなってしまった。残念・・・じゃない
右奥のあたりが窪地になっています。一旦下って窪地の左の尾根を登って少し行くと坊主沼避難小屋がありました
昔は窪地にあったような気がするけど、新しい小屋みたいだから場所を変えて建てかえたのかなあ
だだっ広い斜面を登ったり下りたり
正面の尾根が旭岳から須立山につながる尾根です。今日はあの尾根の突き当たりまで行きたいと思います
右手の上が旭岳の山頂あたりです
明日の天気が悪くなって、ここを戻るときのことを考えて、きょろきょろ地形を確認しながら歩きました
急な斜面を登って樹林帯から抜け出しました
なおも旭岳の裾をトラバースして行きます。小雪ちらちら
ほらほら
あのクチバシでつつかれたらイチコロかもしれん
霧氷で真っ白な森、青空だったら凄かっただろうなあ
真っ白な世界、ちょっと幻想的です
左傾斜の斜面をトラバースして行きます。あんまり下り過ぎないように、またあんまり登り過ぎないように
旭岳の裾、広いブナ林に下りていきます
写真で見るより急な斜面、少しクラストしている部分もありました
少し尾根を辿って、左下旭岳の裾に広がるブナ林に飛び込みます
ここからは我々が道作り、ラッセルです
左側に小さな雪庇を作っている痩せ尾根を下って行きます
甲子山山頂でひと休み。さて、明日は三本槍に抜けたい。できれば今日、坊主沼の先まで行きたいのだけど
天気によっては引き返さないといけないなあ。あんまり先の方まで行くと戻るときが・・・
ホワイトアウトになっても戻れるのか・・・たぶんね
最後に霧氷のトンネルをくぐり抜けて山頂です
真っ白・・・
急な登りになって、クロベの大木が見えてくると、甲子山の山頂はもうすぐです
甲子峠への分岐を過ぎて、霧氷がますます美しさを増す尾根を進みます。3年前はこの分岐で1日目の終わりだったけど、今日はまだまだ時間に余裕があります
新白河に新幹線集合、それから甲子トンネルの入口までタクシー利用です。なんか交通費が贅沢だよなあ
昔(歳を食ってしまった)は、最終の鈍行で黒磯まで来て、駅で仮眠、白河から始発バスに乗って新甲子温泉、そこから除雪されていない道を登山口の甲子温泉まで歩いたんだよなあ、もうそんなことはできない
トンネル上の急斜面、3年前はラッセルで時間がかかったけど、今日はトレースがあります
甲子山の山頂で、行こうか戻ろうかそれが問題だあ・・・なんて考えているわけではなく、もちろん行くのだけども
今日の夜は雪予報、そんなには降らないと思うけど、もう山ではちらちらと雪が降り始めました
明日は三本槍に抜けたい。だけど、悪天のときは戻ってこないといけない。大雪で閉じ込められることはないだろうけど、さて、ホワイトアウトになっても戻れるよね・・・
那須・甲子山〜坊主沼付近 2015.1
青空ではなかったけれども真っ白な森に感嘆の声を上げながら歩きました
木々が凍りついて、いろいろな造形物に見えます。えっ、氷の博物館だって・・・
これってほら、トナカイの角みたいだよ