5月5日 黒部五郎岳往復
西の方に白い山、初めはなんだろう、だったけど
あっ、そうか白山か
(3)へつづく
青空の境がもう頭の上まできました
今日はまだこれからが長い。山頂まで行って戻って、まだまだ時間がかかりそう。でも予報どおり天気が良くなったので気持ちは余裕です
だけど、最初に黒部五郎岳を見たときに案外近いんじゃあないか、と思ったのだけど、やっぱり遠い
あの山頂に行くまでに、いくつも登ったり下ったりがありそうです
黒部五郎岳の右奥には乗鞍岳、そのまた右奥に御嶽山、煙が出ているか・・・
ぐんぐんと青空が広がってきました
いいぞ
北ノ俣岳の山頂でひと休みして、さあ行こう
真横に水晶岳、それからずっと左へ尾根が延びて赤牛岳
もう展望の大劇場の真っただ中にいる感じ・・・
左斜め前方には、両翼を張った鷲羽岳がどっしり
手前の白い台地は雲ノ平、右奥遠くは表銀座の大天井岳か・・・
右を見ても左を見ても、これからずっと大展望のただ中を歩いて行きます
ただただ凄い
後ろの薬師岳の方にも人影なし、この右側には立山連峰と剱岳が見えています
これから向かう黒部五郎岳が右端です。広い広い視界の中には人影ひとつ見えません。登山口の林道にはあれだけの車(50台くらい?)があったのに
真ん中に槍ヶ岳を見ながら
この山域、今日は我々の独り占めです
そして西から青空がぐんぐん広がってきて
どんどん来い
目の前に北アルプスの有名どころがずらりと並んで
すごい、すごい
真正面に水晶、右手の方に丸っこく見える鷲羽、その手前の白い台地が雲ノ平、谷の向こう奥に見えるのが常念それとも大天井か、それからもっと右に三俣蓮華、双六、その奥にとんがった槍が・・・
稜線に到着しました。ちょうど2時間くらいでした
そして、わおーっ、すごい
広い緩やかな斜面を登って行きます。ずっと先の尾根状になって急な登りになるところは雪が融けて夏道が出ていました
稜線までもう少しのところで、スキーを担いだ3〜4人が下りてきて、そのあとはほぼ我々やまづとが山を独り占めでした
登山口にはあんなにいっぱいの車が駐車していたのに、もうみんな下りちゃったのだろうか
朝6時歩き始め、稜線から太陽が昇ってきました。昨日我々の横を登って行った単独の男性はほんの少し上でテントを張っていました
そこだと風よけの木も小さいし・・・我々の近くだとうるさいと思ったか敬遠されたみたい
何時に起きたんだっけ、昨晩の宣言どおり暗いうちに起きました。今日の長丁場に備えて朝飯はカボチャ雑炊です
さあ、行くぞ
山はいいなあと思う瞬間
もう登らなくていいんだもん・・・山登りは苦行かい。稜線に出たときは黒部五郎岳はすぐそこのように見えたのだけど、実際は登って下りて登って下りて
歩き始めは曇り空だったけど、西から青空がどんどん広がってきて、そして我々を追い越して今は空いっぱいの青空になりました
目の前には、笠から穂高、槍、鷲羽、水晶、後立、剣、立山、薬師がぐるり・・・すごい
北ア・黒部五郎岳(その2) 2015.5 山の会やまづと