南ア・北岳&間ノ岳〜農鳥岳 2015.8

黒光りする北岳の岩壁を仰ぎ見ながら一歩一歩

(2)へつづく

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そして本当の夕暮れ

もう少し赤くなって欲しかったけど。おねえさんがひとり夕空を見つめていました。明日も天気になあれ

生ビールでお疲れさま、山の不便・・とかあっても良いような気もするけど、あれば買ってしまう。流される・・・

持ち上げてきた缶ビールとウィスキーも追加してちと酔っ払い

テントいっぱいなんだけど、受付の近くにスペースが残っていました

中白根と間ノ岳山頂シルエットと空

明るいうちに北岳山荘に着きました。11時20分くらいに歩き始めて、最後はゆっくりになったけどちょうど5時の着でした

中白根と左奥の間ノ岳、手前鞍部の赤い屋根の北岳山荘

イワギキョウかチシマギキョウ、どこが違うのだったっけ

紫が鮮やかでした

梯子とか整備されています

高山の花々を愛でながら緩やかな上り下り

トラバース道分岐の標識を振り返りました

なんとなく夕暮れっぽい空に時間あってんだよね

八本歯の分岐から北岳山荘に向かうトラバース道分岐までがまた登りがきつい。時間を確認すると・・・ああまだ4時か

ちょっと安心しました

中白根の鞍部にある北岳山荘までもう少しです

急な登りになって梯子が連続して高度を上げていきます。八本歯の分岐までもう少しのところまで登ってきました

このころから雲が厚くなって急に夕方になったみたいに

もうそんな時間かとちょっと焦ったけども・・・

肩ノ小屋に向かう草すべりコースの分岐を過ぎて雪渓の末端でひと休み

雪渓の水が冷たくて気持ちがいい

ここから急な登りになります。下りてくる人に「ここからがきついぞ」なんて声をかけられる

足もとには山の花、タカネナデシコ、タカネビランジ、ミヤマアキノキリンソウ・・・。高嶺とか深山とか、夏山の雰囲気いっぱい

空にはポコポコ羊雲に、何の境か青い筋、飛行機の航跡かな

大樺沢の水が伏流になるところで左岸に戻る

雲の量が増えてきたのだけど暑い、そして稜線は遙か遠い

白根御池への道を分けて大樺沢沿いの道を登る。汗がダラダラ流れて石の上に落ちる。右岸に渡ってしばらく、蓄えてた水分も少なくなったようで汗の出が悪くなったところで清冽な水の流れ

乾いた身体に染み渡りました。うまい

橋を対岸に渡って、さて行くか

あの尾根の上、北岳山荘テント場まで5時間とみた

朝の9時ちょうど、甲府駅発広河原行きのバスに乗りました。広河原着予想時間は10時53分と女性車掌さん。今日はバスが4台出ました。我々が1号車

車内で切符切り、みんな大荷物なので車掌さんはそれを乗り越え・・・けっこう時間がかかる。待っていた3台の前に出て出発、その後熟睡

芦安の登りにかかり、バスがウンウン言い出して目が覚める。田舎のバスは・・・ちょっと馬力が足りない。苦しそう

1台だけ芦安の中継地に下って、それからウンウン唸りながら夜叉神の登りはもっと苦しい。広河原までは何度も対向車を待ち合わせて、4台(バスが行くぞ)4台と声をかけながら対向車とすれ違う

そして広河原が見え、あそこを曲がると・・・携帯の時刻を見ると10時52分、えーっ、ピッタンコじゃん・・・車掌さん、すごい

広河原着はちょうど53分、山登りは計画を立てるのも対策を考えるのも実際に行動するのも予測が一番大事なんだけど・・・山バス、すごいぞ