朝日・岩井俣沢畑沢〜西朝日岳〜竜門山 2007.8

1日目

村上からタクシーで奥三面ダムの登山道入口まで入る。ワラビとバッタを採りながら岩井俣沢下降点へ.。前に中俣沢を溯ったとき、出合までの渡渉が怖かった記憶がある。膝上の水量があって、流れが勢いよく下流の角を曲がって消えていた。バランスを崩すと流されてしまう。今日も不安を持って下降したが、膝下の水量で何の問題もない。前回が増水していただけのようです

角を曲がって岩井俣沢に入ったとたんアブの襲撃にあう。わぁっと狂乱状態。あわてて本流に戻り、防虫ネットを被る。うっとうしいかぎり。網で掬って全部つぶしてやりたい!・・・・・あぁわたし勝手の自然保護。

泳ぎにへつりに、どっぷり水に浸かって溯る。水はぬるんでいて、入るのに負担はありません。今日は一日水遊びです。

4mS字滝。泳いで滝の手前右の棚に上がり、空身のショルダーで一段登って巻く。上部に確実なホールドスタンスがない。落ちたらここで終わりじゃん。

4m滝手前の棚に上がる。

ショルダーで一段登り、ザイルを引いて右上に登るが最上部が怖かった。前回も登ったはずだけど、潅木でもあったのかなぁ、それとも体重が増えちゃったのかなぁ?

8mS字釜。泳いで角まで行ってみるが、もう一つ曲がりこんでいて滝は見ることができなかった。

巻きの途中から8m滝を見る。

オクゾウ沢の対岸に早めのテントを張った。アブが纏わりついてのんびりさせてくれない。結局、彼らは暗くなる7時半まで活動していた。

アブがねぐらに帰った?ところでのんびりと思っていたが、やぶ蚊のことを忘れていた。翌朝、テントの内側には血をすって膨らんだ100匹ではきかない数のやぶ蚊が・・・。痒さで何度も目が覚めたのはコイツらのせいか。

2日目

ザンゲ・・・坊よ、ゴメンな。おとうは沢登りがないと生きていけないんだ!・・・ホントかぁ。

日頃の行いを振りかえり、改めて真摯に生きていこう・・・という者は誰もいなかった。

今日もどっぷり泳ぎが続きます。なにを躊躇してるんだ、イコウゼイコウゼ!

泳げ泳げとはいうものの、かなり体力を使います。

ドボンドボ〜ン・・・なんだよ、足とどくじゃん! 平水であれば流されてもどうってことないので、緊張感はありません。

だいぶ疲れてきたね。もういいよ泳ぐのは。

流れに負けるな! ヨイショヨイショ ゴルジュの出口はもう少しだろう?

ゴルジュ出口の滝で。これを高巻けば、あとは泊まり場を探してのんびりです。

おぉ、なかなか良い型です。釣れると、たき火がいちだんと楽しくなります。

中俣沢と畑沢の二俣の少し下流、樹林の中にテントを張りました。もう少し下流に砂地があり、そこにも惹かれたのですが、結果的にそこにしなくてよかった。

宴会も終わる頃、ポツポツと弱い雨が降りだす。そんなに大崩れはしないだろうと思っていたのだが・・・。

キンイロアブ。メジロアブ(イヨシロオビアブ)数十匹に1匹くらいの割合だが、これに咬まれるとズキンと痛い。

3日目

夜中、断続的に強い雨がテントをたたく。朝4時過ぎ、雷のような音に外を覗く。もうテントの脇まで水がきていて慌てる。目の高さあたりまで濁流が跳ねて、大丈夫だとは思いながらも怖かった。
最盛期には、写真の岩が濁流に隠れていました。

明るくなって雨は弱まったものの、一日降り止まない。渡渉ができず、同じ場所に停滞。流れを眺めたり、転寝をしたりの一日でした。
最終日は、朝日鉱泉で朝からビールを飲んで・・・は夢になりました。

4日目

嘉助滝は右岸を巻く。思ったより大高巻きになった。安全優先の巻きをしたが、かなり高く追い上げられてしまった。

高巻きの途中から、ナメ滝70mを見る。左岸からはエビスグラ沢がガレになって流入している。

70m滝の下までいって、我々には傾斜の強い下部は登れないことを確認。高巻き斜面にゴボウで登りかえして、70m滝の傾斜が緩くなったところに繋がるバンドをトラバースする。

70m滝上部を登って、ホット一息。ちょっと時間がかかりました。これから上の滝は全部登れるって?

突き当たりのアノ滝ってなぁに? 25m滝? 登れるって? あぁどうすんのよ?

1段目は右から登れるとして、2段目はどうするの? 水流を横切って左の草付きを巻くのか? 我々には無理のようだね。ここも大高巻きに決定。時間がどんどん過ぎていく。

25m滝を巻き終わり、その上の2段15m滝を登る。ここから上流の滝は登れるか、登れなくても小さく巻ける。が・・・滝の数が多い。天気もガスがかかり、時々雨がざっと降る。

ちょっと焦るね。今日中には稜線に抜けられるよね。

正面の流れは枝沢です。まだまだ源流は遠い。

いやぁ・・・ここまで登ると濡れるのがつらい。

えっ・・・泳ぐの! 沢登り、好きでやってんだろ!・・・シカタナイナァ!

滝はまだまだ続きます。もう充分遊びました。そろそろ終わってください。お願い!

やっと、源流になるが、稜線はまでは遠い。日没との競争になりそうです。
ここで今度はブヨが襲ってくる。ワァーンと頭の上を舞って、体当たりをしてくる。タマランナァ・・・。また防虫ネットを被るがウットーシーナァ。

夕暮れの袖朝日岳を見る。笹藪を漕ぎながら時々回りを眺め、一息入れました。

なんとか明るさの残っているうちに稜線に着きました。風があって寒い。西朝日岳の山頂で沢用具を片付け、竜門に向かう。
大朝日岳が薄暗がりの中に、スクっと尖って見える。2年前の入りソウカ沢に続いてまた朝日鉱泉には下れなかったなぁ・・・。

ヘッドランプで竜門小屋まで歩いたが、小屋はもう寝静まっていて入ることができない。小屋前にテントを張って、冷たい風に押さえつけられながら、朝までウツラウツラ。
早朝、小屋が動き出したところで、暖かい小屋に逃げ込みました。前夜は、7時にはみんな寝ちゃったとのことだった。

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