少し荒れた天気の夜が明けました。テントの外に置いたザックが寒々と雪を被っていました

昨夕のミゾレまじりの天気、テントの外張りがへばりついてテント内が酸素不足になったのか、コンロの火の色が変わって炎もチラチラ

おおおっ、酸欠じゃあないか、という場面もあった夜が明けて

テント城壁の真上の空は青く晴れ渡っていました。ただ風の音がゴウゴウと唸っています

これから向かう槍ヶ岳の稜線も雲に覆われています

さて、行こう

中崎尾根の左手に見える山々は、山頂まで晴れていました。抜戸岳とか大ノマ岳とかが見えているのだろうか

こういう景色が見えると気持ちが高ぶります

中崎尾根はゆるゆると稜線につながって

小さく登ったり下りたりしながら、徐々に高度を上げて行きます

風の音はしているものの、この尾根には風はあたりません。日差しもあって気持ちもゆったり

ただ稜線の雲の動きは速いようです

ちょっと長い登りにかかって・・ううっ、どうした、飲み過ぎか

あそこまで頑張れ

いえいえ

ここでちょっと休もう、荷物もちょっと入れ替えるぞ

大体なあ、男どもに比べて酒が多すぎる

槍平を振り返ると谷にガスがかかっていました

飛騨沢を詰めて槍ヶ岳を目指す登山者の姿が、ゴマ粒のように小さく見えています

このあたりから、少し風に当たるようになりました

白い雪面に光がさっと流れて、とても綺麗です

あの稜線まで、頑張ろう

岩場の下をトラバースして、稜線の鞍部を目指します

一歩一歩踏ん張って、頑張りました

谷底を見下ろすと、まるですり鉢の上に立っているみたい

稜線まで最後の急登です。ピッケルをしっかり雪にくい込ませて、一歩一歩足を蹴り込んで

稜線着、強い風が吹き付けてきます

風が強いのて、休んでいられません

よし行くぞ

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北ア・槍ヶ岳中崎尾根〜上高地(その2) 2012.5

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(3)へ続く